読書感想とか、「書こう書こう」というネタがあっても、どんどん時間が過ぎていきます…
さて、普段の外食について最近思うことと、最近行った居酒屋についての記録です。
自炊派ですが、ここのところ平日の出社では、残業などの諸事情で(夕食で)外食する機会が増えています。一昨年正社員となってからはこれが顕著です。
外食では、できるだけ(お財布が許す範囲で)口コミが高評価な店に行くようにしていました。たまの機会なので、家では食べられないものを探していたんだと思います。ファミレス(最近のファミレスって凄いですよね)などチェーン店も時には利用しますが、どちらかというと個人商店を選ぶ傾向があります。
職場から少し足を延ばすと、居酒屋激戦区もありますし。ただ、このエリアは、(高評価な店だと)直前で予約なしでは利用は難しいです。
それが、最近はお店選びの際の心境に変化がありました。
一番の理由は、経済的な問題(外食の回数が増えた)が大きいです。気持ち的にもそう頻繁に「凄い食の体験」はせんでもいいな、という心境です。それに前述のとおり基本は自炊派なので、いくら美味でも、「非日常な食」が続くと、嫌になってきます(わがまま)。平日の外食は、余程味や衛生面に問題がなければ「普通の・日常な家庭的な店」でいいや、と思うようになりました。
という訳で、「食堂」って感じの店を探していたのですが…そうしたら、職場の近くにありました!灯台もと暗し!
良く帰宅時に、その前を通っていた居酒屋が自分のニーズに合致していました。
職場に近い・外から見てもいつもあまり客が入っていないので、スルーしていたのですが、店の外に掲示されているメニューを見ても「普通・リーズナブル」で「ここでも良いかな」という気になりました(実はネットの口コミも意外と高評価でした)。
…という訳で、先日初めて利用したのですが…この居酒屋、色んな意味で斜め上な店でした。私は気に入ったのですが、「二度と行かない」となる人も少なくないかもしれません。
以下の点で( ゚д゚)ポカーンとなりました。
- 亭主はTVに集中していて客の入店にも中々気付かない
- 卓によっては、箸・調味料の用意が無い
- 座席下部の金具に衣類が引っかかる
- メニューの品がなかったりする
- 代わりに別の料理を勧めてくる
- 頼んでない飲食物を付けてくる
…どうですか、これ?以下、詳細をご説明します。
1.亭主はTVに集中していて客の入店にも中々気付かない
前述のとおり、いつも夜は店内がガラガラで、私の入店時にもカウンターに1名先客がいたくらいでした。店の亭主は入口に背を向けてTVに見入っています。
先客のおじさんが「大将、お客さん!」と何度も言っているのに、全然気が付かないんですよ、この店、大丈夫かと思いました。
やっと気が付いてもらい、奥の卓に着席しました。このお店は大将とホール担当の高齢なお姉さんの二人でやっているようです。
2.卓によっては、箸・調味料の用意が無い
私も気づかず座ったのですが、箸や調味料の設置がない卓でした。注文した料理が届いても、箸が付いてこない(笑)進められるままに、箸・調味料のある卓へ途中で移動しました。
3.座席下部の金具に衣類が引っかかる
これは、なぜか壁側の座席の下部に、ミニカーテン?が設置されていたので、その金具が衣類に引っかかってしまいました。ストッキングはいたお姉さんなら大惨事だったと思います。
4.メニューの品がなかったりする 5.代わりに別の料理を勧めてくる
注文は、とりあえずお酒とキャベツ炒め(「キャベツベーコンの方が良くないですか?ベーコン入っていますよ」と勧められたけど、当初の希望通りに)、もろきゅう、揚げ出し豆腐なんて注文して食べていました。味は普通。これで十分といった感じです。
メインディッシュですが…店の入り口前に掲示されていたメニューに「焼魚:鯖」とあったので、「今日は鯖を食べよう」と頭が完全に鯖モードになっていました。鯖、あの安いのに脂の旨さが素晴らしい魚…
で、「鯖お願いします」と注文したら、大将の「ホッケの干物ならすぐ出ますが?」という返答が。え?無いの???
ホッケも好きではありますが、頭がすっかり鯖モードだったからしょんぼり。仕方なく、ホッケ干物と、白米と味噌汁も注文しました。
そうしたら、「味噌汁じゃなくて、鰯のつみれ汁で良いですか?」とまた大将の返答。
この時点で、…なんなんだ、この店(゜Д゜)?という気持ちになっていましたが、「あ…それでお願いします(´・ω・`)」とお願いしました(味噌汁より、つみれ汁の方がコスト高めだし、手間がかかるのでは?)。
6.頼んでない飲食物を付けてくる
そんなこんなで微妙な気分で待っていたら…なんと「お昼の定食」のような形で料理が出てきました。頼んでいないのに、玉子焼きや漬物、ほうれん草のおひたしの小皿、暖かい緑茶(ティーバッグ)も付いてきます。
玉子焼きなどは、カウンターに作り置きの大皿があったので、付けてくれたのでしょうが、ランチセットを頼んだ気分です。玉子焼きはだし巻き卵ではなかったし、漬物はぬか漬けではありません(出来合いのものを買ってきたのか、何か漬け汁に漬けておいた感じ)。緑茶はティーバッグが突っ込まれています。味はどれも、”普通”。でも、栄養のバランスはとれている感じです。
頼んでないものを付けてもらったので、料金もそれだけ請求されるかな?と身構えていましたが、それ程ではなく、かなりリーズナブルな支払いですみました。理想的!
なんというか、全体的な味もサービスも、”店”というより、”家庭”のようなゆるさを感じました。よそのご家庭へお邪魔して、「ごはん食べて来なさいね~」と言われた感じ。そう、あれだ、スナックに行ったらこんな感じなのでは?
スナックはほとんど行ったことはないのですが(自閉症なのでああいう感じの店は難しい)、都築響一さんの著書などで推測するに、結構的を得ているのでは?と思います。”店”というより”家”へお邪魔した感じ。
とりあえず、栄養のバランスがとれていて、お腹を満たせれば良い、と考えたら、理想的なお店に見えてきました。Googleの口コミ(結構高評価)は、5,6年前くらいかな?と思ったら、そうでもなく最近のものも見られます。ただ、このお店はランチ営業もやっているので、ランチで高評価なようです。
お勘定を済ませて、店を出る際に「また、いらしてください~」と言われました。客が少なそうだからなあ(笑)。
でも、「また行こう」と思いました(←結構気に入ったらしい)。
それでは、また!