青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

銀座の隕石カフェに行く

青空文庫で、折口信夫の『死者の書』の何度目かになる再読をしていたら止まらなくなってしまいました。

 

さて、先日、銀座の隕石屋さんがやっているカフェに行ってきたので、そのレポートです。

 

夜の銀座~

 

先日のブログに書いた通り、知り合いのお店で、銀座の隕石屋さんやそこがやっているカフェの話を聞いて、「行ってみよう!」と軽い気持ちで決めました。

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

そのお店で売られている隕石や隕石のアクセサリーはべらぼうに高額のようですが、勿論そんなものは私はお呼びではありません。ただ、この隕石屋さんのカフェで出されるという、隕石の粉を入れて焼いたカップでコーヒーをいただきたかっただけです。

 

tabelog.com

 

お店の店長さんは、「隕石王子」「星の王子さま」と言われているそうです。ネットであらかじめ検索してみたら…あれ?(´・ω・`)このスキンヘッドのお兄さんがそう?

 

王子さまはスキンヘッドです

王子さまの著書

 

…まあ、自ら光り輝いておられるから「星の王子さま」なのかな?「王子」と言ったら、そのうち「王」になるのかな?(即位?)とかしょうもないことを考えつつも、とある平日の、仕事帰り(夕方)に銀座に向かいました。

 

場所は銀座の3丁目、三原通りに面した結構な一等地の路面店でした。私は事前には良く分かっていなかったのですが、「BigBang 隕石直売所 銀座本店」という小さい店舗がこのお店で、「隕石カフェ」はその店内でコーヒーを提供しているという体裁だそうです。席もカフェスペースという程ではなく、3席くらいしかありません。

 

お店にお邪魔したら、キンキラキンのニワトリの中華オブジェが。右隣にヴィトンのトランクがあるのも「うわぁ…」と言う感じでした。

 

下部に「招福聚宝」の文字が

 

(このお店を知ったきっかけの)知り合いの名前を出したら、かなり好意的に対応してくださりました。大してお金を落とさない一見の客なのに。

 

奥のショーケースに隕石パワーのシールが

 

私は、こういうスピリチュアルな(すぐ宇宙とかいう言葉が出る)会話が飛び交う、高額のお金が動く世界は別世界過ぎてそれ自体は何とも思っていません。そしてお店に行った後の今でもその認識は変わりませんでした。ショーケースの隕石や隕石で作ったアクセサリー類の価格にびっくりはしましたが、別に欲しいとも思わず…

下の写真の紅白の紐がかけてある石は「カンラン石」という凄いパワーがある一品らしく、撮影するよう勧められました。「ヒョウ柄っぽい」としか思いませんでしたが。

 

いちおくろくせんまんえん!!

 

このお店は、伺うと芸能人や、やんごとない階層の方々も顧客となっているそうで、特に前者はここの隕石を購入して身に着けることで、開運して売れっ子になったりしたそうです。今TVに出ずっぱりの人や、一度忘れられてから再ブレイクした人等。

 

私が地元の地名を行ったら、芸能人のTやDもそこの出身だという話題になりました。前者は長いキャリアと国民的知名度を持ち、後者もここ数年ブレイクしている芸人さんです。「大物が出るところなんだ」と言われましたが、私はTやDも別に"大物"とは思っていないので相槌は打ちましたが、気持ちは動きませんでした。

 

知り合いのお店で仕入れた前情報では、今、高校生で高額のお金を稼ぐ投資家という人達もいるようで、そういう人が何万だの数十万だの…(はたまたもっと高額の?)といった隕石をポン、と購入していかれるそうです…どう考えても、まともな世界とは思えませんでした。

 

それでも、頼んだカフェラテ(美味しかったです)に王子さまがサービスしてくださった空也の最中にコロッとほだされてしまった私です(笑 単純な奴…)。

 

最中有難うございました

 

まあ、私のふところは大して痛まないんだし、お金にならない客には塩対応な高級店だっていくらでもあることを考えたら、良い人達かも…と思いました。別世界をちょっと覗けた、そんなある日の体験でした。

 

キンキラキラ~

帰路撮影した、京橋エリア

 

それでは、また!