年度末進行で疲労困憊です… (›´ω`‹ )
さて、絵本作家はらだ たけひで氏にまつわる最近の話を手短に述べます。
昨年2023年8月6日(※広島への原爆投下の日に当たります)に、ひだまり舎という出版社から世に出た絵本『子どもの十字軍』。原作はベルトルト・ブレヒトの詩で、これまでにも日本で矢川 澄子訳などで出版がされています。
本記事で取り上げている絵本『子どもの十字軍』は、画家であり、『パシュラル先生』シリーズなどで知られる絵本作家でもあるはらだ たけひで氏が2022年2月24日から始まったロシアのウクライナ侵略が進む中で翻訳・作画をして出版に到ったものです。
内容は、すぐ読み終わる短さなので、「ご興味があれば読んでください」とだけお伝えしますが、ハッピーな内容ではありません。
私は、発売直後に買い求め、x(旧:twitter)でも感想をつぶやき、その後Amazonでレビューを投稿したり、参加した読書会で取り上げたりしたのですが…
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Amazonに投稿した拙レビューを読んでくださったはらだ たけひで氏からメッセージをいただくという思わぬ経験をしました。その際は、しんみりとやりとりは終わったのですが…その後、2023年パレスチナ・イスラエル戦争が勃発、日々伝えられる現地の悲惨な状況を聞くにつれ、「はらださんはどんなお気持ちか」と気持が沈んでおりました。
そうする中も、日常に追われていましたが、つい先日、御茶ノ水駅側の「クイントアートハウス煎茶器会館」にて『はらだたけひで『子どもの十字軍』原画+聖ピロスマニ展』が2024年2月27日(火)~3月4日(月)迄の会期で開催を知り、行ってきました(`・ω・´)
ちなみに、はらだ たけひで氏は2022年7月29日に閉館した映画館 岩波ホールに長年勤務されていて、ジョージアの画家ニコ・ピロスマニを激推しの方です。岩波ホールでも、ピロスマニの生涯を撮った映画を上映したりされていました。
会場では、はらだ たけひで氏も在廊でしたが、あまり時間が無かったのでご挨拶は控えて、小品を1点購入させていただきました。一目ぼれした作品もありましたが、現実(財布)と相談した上で私が購入できる範囲のものを…(;´∀`)
切り絵の雰囲気ある小品です。
そうしたら、はらださんからSNSで、「この作品で描いた少女は『子どもの十字軍』の帯部分真ん中の子です」とコメントをいただきました!そうかあ…
”美”からかけ離れた我が家に潤いとなる絵をお迎えできて、嬉しいです。
ところで、この絵を描かれたはらだ たけひでさん主催で、今年の8~9月頃に「ジョージア映画祭」が渋谷ユーロスペースで開催の予定だそうです。また、ジョージア映画に関する大著の刊行も予定されているのだとか。楽しみですね。
それでは、また!