青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

2023年 GW 九州旅行①(鉄輪・別府)

最近、やっと仕事が落ち着いてきました…いやいや油断は大敵、何が起こるか分かりません…

 

さて、先のゴールデンウィーク旅行で、人生初の九州上陸をしました。その記録です。

 

鉄輪にて。うちのニオイバンマツリはまだ咲いてない

 

今回、「関門海峡を見てみたい」というのがきっかけで計画した九州行き。しかし、都会だけでなく、ローカルな場所も行きたい…熊本、大分あたりと組み合わせよう…と探したのですが、2023年1月下旬時点で、一人旅対応でかつ私のお財布にあった宿は、中々なく(コロナ禍の反動が、予約が早くも埋まっていてですね…)消去法で鉄輪温泉の宿をやっと予約できました。

 

鉄輪の街は、本当にあちこちから湯気が上がっていました

 

今回4泊5日で1~2日目は大分県の鉄輪に、そして3~4日目は門司港に泊まりました。本記事では、鉄輪(と別府駅周辺が少し)エリアでの滞在記録を簡単に綴ります。

 

旅行1日目

初日の早朝は、成田空港からジェットスターで大分空港行便で一路九州へ。計画時は、大分空港から宇佐神宮へ寄ってから鉄輪へ移動するつもりでいましたが、移動で疲れているのにあちこち行くパワフルな若さもないな、と空港からバスを乗り継いで直接鉄輪へ行くように変更しました。

 

歴史好きには、宇佐神宮は是非行きたい場所でしたが体力的にはこれが正解だったと思います。

宇佐八幡宮神託事件 - Wikipedia

 

だってね、ゴールデンウィークですよ?それもコロナ禍で我慢していた人達が一斉に旅行再開した中で、スムースな観光・移動が出来るかどうか分かったものじゃないです。

ジェットスター大分行き便もほぼ満席だったし、お昼をだいぶ回ったところで着いた鉄輪温泉街の人出の凄さといったら。

 

名物の、地獄蒸し料理は、早々に諦めました。目ぼしい店は満席か、貸切りか、2時間以上待ちだし…

 

地獄蒸し工房鉄輪」を外から覗く

ここ、アルコール禁止なんですよね

 

仕方なく、普通のランチをとって、チェックイン前に宿へ荷物を預けて、街の日帰り温泉施設、「ひょうたん温泉」へ行きました。とても大きな施設で、多種多様な風呂や食事処がありました。

 

写真はひょうたん温泉公式サイトから引用

 

こちらは、後から聞いたらこのエリアで唯一源泉のままのお湯の提供(水で割っていない)施設だそうです。鉄輪で出るお湯は熱いので、どうしても水を足しているそうですが、ひょうたん温泉は一度お湯を外で冷ましてから、配水しているそうです(大きい施設でないとできないと伺いました)。色々なバリエーションのお風呂があるようでしたが、私は一番安い基本料金で入れる範囲だけ利用しました。

 

湯上りに、飲み物と温泉玉子をいただきます(夕方近く、どんどん客が増えてきます)。

 

レモンサイダー

温泉のお湯をかけて作る玉子

 

ひょうたん温泉のそばに、地元のスーパーマルショクがあったので寄りました。旅行上手の方々が良くやる、旅先のスーパーのチェックをしてみよう!と

 

スーパー建物は左側(写真に写っていない)

 

スナックコーナーで驚愕したのは「カ、カール!?」

 

生きとったんかワレ~!!

 

そう、西日本エリアではまだ販売中なのですよね(買いました)。

他にもポテチが九州風味のものが売られていたり…

 

色々違いを見つけるのが楽しい

 

カップ麵エリアも博多風とかちゃんぽんとか、九州仕様の味のものが多いようです。

 

良く見えないかもしれませんが

 

後、これは私が今は碌にインスタント麺食べないからチェックしていなかっただけだと思いますが、カップライスやカップ麺+ライス等見つけていちいち驚いていました(関東でも売っているかな?)。

 

麺に飯をぶっこむのが流行っているのか

カップ麺ならぬカップライス

 

酒類販売エリアもチェック。今は九州の焼酎類は首都圏でも珍しくはないけれど…流石です。

 

いいちこや二階堂は地元でもおなじみですけどね

 

宿にて九州仕様のスナックで一杯

 

買い物をすませ、いい時間になったので宿へ戻り、チェックインしました。

夕食は、美味しかったですが、デザートに他のお客さんがオプションで注文された大分の伝統スイーツ「やせうま」をおすそ分けいただきました、感謝。

 

きしめんにきな粉と砂糖かけた味です

 

やせうま」は、小池田マヤ先生の漫画『令和の家政婦さん』に出てくるので、「これかあ…」と結構嬉しかったです。え?グルテンフリー生活じゃって?へへ、小麦ものはすきっ腹に入れなければ大丈夫です(笑)

 

 

夕食後、またひと風呂入りたくて21:00頃まで営業の地元の公衆浴場を教わり、夜道をそろそろと訪問しましたが…ここが超ディープでした。

 

「谷の湯」。早朝から夜遅くまで営業している

 

入浴料がたったの¥150、詳しくは書きませんが、人の善意の上に成り立った支払い方法です。いつまでもこのシステムが続いて欲しいなあ…

そして、谷の湯は、前の道から階段を下りていくと入口があります。その「女湯」のドアを開けたら、いきなり脱衣場と浴槽・洗い場が…

 

翌朝もいった「谷の湯」

 

洗い場といっても、洗い場用蛇口は無いので、浴槽のお湯をたらいで掬って体にかけるしかないです。鉄輪には、こんな感じの地元民向けの浴場が沢山あります。こういうところでは、外国人観光客に遭遇したことはなかったです。

 

この浴場、(管理者側用?)ドアの暖簾も昭和な感じのレースののれんがかかって、一層ディープな感じ。

 

このレースがまたたまりません

 

すっかり気に入って、翌朝も谷の湯を利用しました。

 

旅行2日目

この日は朝は曇り。早朝から地元民向けの浴場を4つ回ることになりました。皆¥100、¥150程度の料金ですよ。

 

鉄輪のおぬこ様

 

その間に、バスで別府駅周辺にも行ってぶらぶらしました(その翌日(旅行3日目)は、朝早くから移動予定だったので)。別府では結局お風呂には入らず、建物見て回ったり、素敵な喫茶店やレトロな竹細工のお土産屋へ寄ったりしました。

 

竹瓦温泉外観

別府の「喫茶ムムム」素敵なお店でした

カフェオレ美味しかったです

買った竹製スプーン

 

この時点でまだ午前中。早めにバスで鉄輪へ戻って地獄蒸し工房鉄輪でランチを…と思っていましたが甘かったです。別府駅前から鉄輪へ向かう道が結構混んでいました。

鉄輪に12:00過ぎ着という時点で地獄蒸しランチは諦め、近くにあった洋食屋「レストラン三ツ星」を利用することに決めました。

 

前日、店の前を通りがかって、「大分まで遥々来てオムライスだのハンバーグだの…」と思っていたのですが、ネットを見ると高評価だったこともあり、オムライスセットを頼んだら、本格的な店で大当たりでした。

 

セットのスープもサラダも激うま

 

車海老のフライ付オムライスでしたが、まずかかっているドミグラスソースがとても軽い味わいで、セットできたスープもサラダも神経が行き届いていて驚きました。

私はラッキーで、入店・着席した直後に、空いていた店があっという間に満席になり、じきにオムライス完売で後からきたお客さんを断っていました。

 

その後、また街の地元民向け浴場を利用して、湯上りにたまたま見つけた老舗旅館をリノベーションしたカフェとセレクトショップが大変感じよく、くつろいだりしていました。

 

庭も素敵でした

湯上りのサイダーはたまらんものが

各所に置かれた民芸品とかが素敵

近隣にあった謎オブジェ

 

消去法で決めた鉄輪滞在でしたが、良いところでした。

 

ここもレトロで良かったなあ

映画のセットみたい

 

旅行記は、続きます。