青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

『三島喜美代個展 1950年代から2021年まで』感想

最近、ノムさん&サッチーご夫婦のことを検索していたせいで、AIが勘違いしてプロ野球の試合情報を通知してきて困っています。違うんだ…私は野球には興味ないんだよ…

 

さて、先日午後休を取ったので、天王洲アイルのギャラリーSOKYO ATSUMIにて開催中の『三島喜美代個展 1950年代から2021年まで』を始めとして、現代アートを鑑賞して来たので、その感想です。

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三島喜美代展(SOKYO ATSUMI)

本当は、昨日の『メヒコの衝撃』展より先に観たのですが、こちらの方が会期が長いので、後回しにしました。

 

warehouseofart.org

会期は9/30(木)まで。


天王洲アイルは、ここに本社がある会社、寺田倉庫が仕切っています。
名前の通り、物流会社ですが、アート作品の保管、超高級ワイン向けのワインセラー、温度湿度管理が難しい高価な楽器の保管等、独自の展開を見せています。アートで商売をしているだけあり、沢山のギャラリー、パブリックアートの設置などで、このエリアを「アートの街」という付加価値を付けることに成功しているようです。(素敵なレストラン、カフェも沢山♪)

 

SOKYO ATSUMIも、この会社のビル「TERRADA ART COMPLEXⅡ」のテナントの一つです。寺田倉庫の多層階のビルで、エレベーターを利用するのは今回が初めてでした。
それで!今回一番(自分の中で)盛り上がったのが、ビルのエレベーターです。

 

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いかにも倉庫のエレベーター

 

もう「THE 倉庫」という作りで(元々倉庫だったのでしょうね)、うおお…!と一人アツくなっておりました(笑)写真をパシャパシャ。

 

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色気も素っ気もない"ハコ"っぷりに胸熱


3Fのギャラリーに着いたら「アポイント制ですヾ(*ゝω・*)ノ」の貼り紙が…
HPにそんな注意書き無かったよ~、と入り口でオロオロしていたら、入れていただけました。感謝。この時の対応や、作品鑑賞時に色々と説明して下さったり、感じの良いスタッフさんが揃っているようでした。
(※入場の際「氏名・メルアド・住所」を記帳しました)


この『三島喜美代個展』、会期は今年の7月からでしたが、コロナ禍の緊急事態宣言やらなんやらで、9/13まで休廊の憂き目を見ておりました。やっと来れましたよ…


さて、三島喜美代さんは、段ボールや新聞紙、空き缶等を陶器で作っている作風がとても面白いと思い、見に行きたかったのですが…コミック雑誌「少年ジャンプ」や「少年マガジン」、サンキストレモンの段ボールのボロイ箱を陶器で作ってあって、やっぱり面白い。

 

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SOKYO ATSUMI公式サイトより引用



ギャラリー内の写真は撮影しなかったのですが(遠慮して撮影可か確認も出来なかった)、実は、この近辺に、パブリックアートとして三島さんの作品が設置されているので、代わりに写してきました。


天王洲アイルの東横INN前にあるんです!

 

写真のとおり、結構巨大な作品です(横の三角コーンで比較できると思います)。

 

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大きさが分かると思います

 

このゴミ箱(金属製)の中の段ボールに見える"ゴミ"は全て陶器で作っているそうです。文字等は全て手描きだとか。

 

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ゴミ箱の中身(作品)は全て陶器


私見では、パブリックアートとして設置のこの作品がこれだけのサイズとなったのは、通りがかりの人が「中身」を取り出したり持って行ったりできないようにするためかな…と思っています。


さて、三島展鑑賞後、「TERRADA ART COMPLEX」「TERRADA ART COMPLEXⅡ」内の他のギャラリーも覗いて、寺田倉庫G1ビルに向かいます。

 

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天王洲アイルの街並み


こちらで開催の、「WHO IS BANKSY? バンクシーって誰?」展も鑑賞してきました。
世界各地のストリートでグラフィティのような「壁に絵を描く」アクションで知られる、覆面アーティスト、バンクシーの展覧会です。

 

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せっかくだから見ていこうかという気持ちで

 

感想は…うーん、複製が多かったせいか、ピンときませんでした。(持ち運べるオリジナル作品も結構ありましたが)イスラエルガザ地区や、ベツレヘム等、作品が生み出されたリアルタイムで現地で見ていたら、また印象が違ったかもしれません。

 

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アメリカでの水害時に制作された作品

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インスタレーション"部屋にゾウがいる"の再現

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イスラエルベツレヘムでの作品。鳩が…

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他人の絵画に加筆・転用した作品も

 

最近の展覧会は、写真撮影可なところが多いのは嬉しいと思います。

最近心が沈むことが多かったですが、アートのお蔭でリフレッシュできました。

 

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天王洲アイルで咲いていました

 

それでは、また!

『メヒコの衝撃―メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる』展 感想

今更ですが、故野村 克也・沙知代夫妻についてつらつらと考えるのが自分の中のトレンドです(※何の役にもたたない)。

 

さて、千葉県の市原湖畔美術館にて開催中の、『メヒコの衝撃―メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる』展を見て来たので、感想です。

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ファンキーな展覧会でした

【目次】

 

展覧会概要

lsm-ichihara.jp

 

革命の芸術が刻印され、生と死、古代と現代、
現実と超現実が混淆するメキシコと日本人アーティストの化学反応

メキシコのスペインによる征服から 500 年、独立から 200 年にあたる今年、市原湖畔美術館は「メヒコの衝撃―メキシコ体験は日本の根底を揺さぶる」を開催いたします。

(中略)

排他性と連帯への希求に世界が大きく引き裂かれ、コロナ禍により、生と死のありよう、現代文明の基盤そのものが問われる今、アーティストたちが共振した<メヒコ>は、私たちに多くの示唆を与えてくれるでしょう。

出展作家:
北川民次岡本太郎、利根山光人、深沢幸雄河原温水木しげるスズキコージ、小田香

(展覧会公式サイトより引用)

9/26(日)まで開催。

 

遠い旅路でした

今回の展覧会も遠かった…会場となっている、市原湖畔美術館は、公共交通機関利用では、中々アクセスが容易ではありません。

まず、内房線五井駅までJRで来て、そこから小湊鉄道へ乗り換え。美術館の最寄駅である高滝駅まで1本…と言いたいですが、途中の一部区間が7月の集中豪雨で運休中。光風台駅上総牛久駅までは、バスによる代行輸送に頼らなくてはなりません。

 

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光風台駅で下車して代行輸送のバスを待つ

 

上総牛久駅前に着いたら、そこから改めて小湊鉄道へ乗車して、高滝駅で下車。

そこから徒歩で20分以上?歩いて、ダムによる人造湖の高滝湖脇にある、市原湖畔美術館へ。結構な僻地ですが、中々面白い展覧会を開催しているところです。

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市原湖畔美術館

 

出展メンバーの組み合わせが面白い

展覧会場に入って、真っ先に展示されているのは、岡本太郎がメキシコで制作した大壁画「明日の神話」の下絵(これも充分大きい)。完成品は、修復を経て、2008 年渋谷駅コンコースに恒久設置されています。

 

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メキシコ壁画運動の影響を受けたか

 

岡本太郎は、メキシコ旅行で、沢山の現地で撮影した写真を残しています。その一部も、今回展示されていました。

 

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明日の神話」中心部

 

漫画家の水木しげる先生は、メキシコが大好きだったようで、現地で収集された仮面や民芸品のコレクションが展示されていました。あちらの妖怪を描いたイラストも。

 

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水木しげる収集のメキシコの仮面コレクション

 

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仮面コレクションの1つ

 

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「蛇体娘」のイラストと説明文

 

北川民次がメキシコにいたのは知っていましたが、深沢幸雄河原温もメキシコに行って、影響を受けていたとは知りませんでした。小田香さんの映像作品『セノーテ*』は、上映会場への通路に生贄になった少女達のレリーフが飾られていたのにゾクゾクしました。

*セノーテとは; 中米ユカタン半島にて地下水が溜まった天然の井戸や泉のことで、マヤ文明の時代には、沢山の生贄(人間の少女)が捧げられたそうです。

 

上の写真で上げた水木しげるさん作画の「蛇体娘」の伝承は、湖の主に嫁として取り上げられた人間の娘の話ですが、もしかすると、生贄にされた少女の記憶が入っているのかと思いました。

 

そして、圧巻だったのは、絵本作家のスズキコージさんの吹き抜けを使ったパワフルなインスタレーション

 

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上から見て

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吹き抜け、上から

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吹き抜け、下から

凄い生命力溢れる作品達。メヒコの生と死の大曼荼羅です。

 

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何が何だか(笑)

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何だかさっぱり分からなくても最高

 

圧倒的な祝祭空間。流石コージズキン。

 

ところで、展示の一部、一連のコラージュ作品を見ていたら違和感が…

 

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既視感が…

 

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この手前のおじいさんの写真で確信

 

あ!これ、映画「ナージャの村」が元ネタだ‼(スズキコージさんは、この映画の上映会のパンフレットにイラストを寄せておられました。)チェルノブイリ原発事故後も、被爆した地域で暮らし続ける人達を撮った、ドキュメンタリー映画です。

そう言えば、「NO MORE ATOMIC ENERGY!」という一文がある!

 

 

・・・ということは、メキシコじゃねえよ(笑) ベラルーシじゃないですか、何メヒコの展示に混ぜているんですか、全然違う笑笑笑

 

まあ、これぐらい何でもアリ感がコージズキンならではなのかもしれません。

 

決して大きな美術館ではないですが、充実した展示でした。来月から開催予定の戸谷成雄展も行く気満々。楽しみです!

 

コスパ最高の休憩所

今日は、時間が無く(帰りの電車の時刻が・・・)高滝駅への帰路に、あわただしく高瀧神社横の観光案内所兼休憩所であんみつ(¥350- )をいただきました。

 

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左手前の小鉢(ニラ玉)はサービス

 

この休憩所、コスパが最高なのですよ。サービスが価格に対してタダ同然。このあんみつだって、寒天が綺麗な3色(緑・ピンク・無色)で、無料で小鉢(今回はニラ玉)が付き、麦茶(水じゃない!)も付いて、たったの350円!

 

しかも、帰り際に、干してあった鷹の爪と栗を「(タダで)好きなだけ持って行きなさい」と勧めてくれます。350円しか払っていない客にですよ。

 

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いただいた鷹の爪

 

(栗は剥くのが面倒くさいので)鷹の爪だけいただきましたが、本当に最高です。地元の農家の方々がやっておられるのだと思いますが、もうちょっと欲だしてもいいですよ、と言いたくなるサービスのクオリティです。

 

美術館脇の人気店、PIZZERIA BOSSO 市原店も良いですが、今度こちらへ来たら、ランチは絶対にここでとろう!と思いました。

 

・・・結局、帰りの小湊鉄道の電車は30分も遅れました(汗)それなら、この休憩所でラーメン(500円)でもいただいてくれば良かった・・・  (;´д`)トホホ

 

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高滝駅そばの稲穂がたわわな田んぼ

 

それでは、また!

2021年に再読する 吉本ばなな『単純に、バカみたいに』

台風接近、心配ですね。

 

さて、先日言及した、2021年6月に成立・交付された改正育児・介護休業法について私が思ったことの続きの話です。

 

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まだ咲いています

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

この法改正について知って、男性の育休取得について色々と(表面的に)調べていた時、ふと思い出して読み返したエッセイがあります。

 

作家の吉本ばななさんの『単純に、バカみたいに』というエッセイです。
(ムック本『ゆっくりAERA』(2004年12月)に初出)

※本記事での引用は、皆『人生の旅をゆく』(吉本ばななNHK出版)収録の『単純に、バカみたいに』となります。

 

 

今回このエッセイを思い出したのは、文中で特に(当時の)日本の若い女性達について言及されているからです。

 

…済みません、今回は人様のエッセイの引用ばっかりになります。

 

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百日紅

 

私たちの肉体は大昔からそんなに変わっていないし、一日は二十四時間。そんなにたくさんのことができるわけがない。それなのにこの時代の日本が人に要求することは、ほとんど超人になれというようなことばかりだ。

 

そして、(2004年当時の)日本の若い女性たちに"のしかかっている重み"について述べられています。

 

私は、現代の要求にのまれてしまい、今はもう現実に参加できなくなったり、とことん体を壊してしまったり、人相が悪くなってきりきりしてしまっていて、もう話もできなくなってしまったような知人がいっぱいいる。

 何ものかよ、元の彼女たちを返してくれ!と心から思う。
(中略)
 みんなかけがいのない才能、替えられない笑顔、優しい心を持った普通のお嬢さんたちだったのに、どうしてあんなことになってしまったんだ、と言いたい。

 

そうして、ばななさんはそんな彼女たちを"炭鉱のカナリア"になぞらえます。


親の時代とは"価値観や男の人の在り方"が全く異なってしまっていること、でもとにかく自分の知っている範囲で子供たちの安定を望む親の世代が要求してくること…そういったことも彼女たちを追い詰めていると指摘されています。

 

マスコミでは、一部を誇張した成功者の話ばっかりが、いいふうに毎日流されて、人はみなあおられてしまう。みんな罪悪感を持っている。生きていることそのものに、自分の平凡さにだ。みんな自分にうんざりしていて、超人的にがんばらなくては自分を好きでいられないような心境になっているように見える。

 

子供を産むことも経済的に困難だ、支援があるわけでなく、周りの環境は育児に温かいものでは無い。子供がもたらす幸せよりも苦痛が上回れば誰も子供を産まないだろうと警鐘をならしています。

 

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百日紅その2


…もうその問題は顕在化して、それをなんとかしようとあわあわやっている訳ですが。

 

以下の部分も共感しまくりでした!

 

部屋もきれいで、自分も年齢を超えてきれいで、情報には敏感で、お金も稼いで、過去の価値観からは離れ、でも親とも円満に、男にもかしずき、子も産んで……そんなことを要求されているのが、今の若い女性だ。
 どう考えても無理だろうと思う。

 

でも真面目でがんばりやな人ほど、その要求に答えようとして壊れるところまで行ってしまう… 人生は一度しかなく、自分は一人だけしかいないのに。

ばななさんは、私たちは食べること、お金、楽をするためでも子孫を残すためでも長生きするためでもなく、自分の情熱を燃やして向いていることをやりつくすために生まれてきたと訴えます。愛を抱いて良き思い出をつくって悔いなく死ぬためにいるのだと。

 

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ムクゲ

 

もう、ひとりも負けないでほしい。時代に押しつぶされて、かけがえのない笑顔を失わないでほしい。

 

みんな、どうしてしまったんだ、そんなにすごくならなくてもいいじゃないか、と思う。

 

熱い、ばなな節。やりきれない怒りと哀しみと、強い祈りが込められた文章です。
発表当時、自分は○○歳。人生について、身の振り方について色々考えざるを得ない年頃でした。(私の場合障害者だったので、「一般の若い女性」とはちょっと事情が違うのですが)

 

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花咲く~

 

あの時から約17年後。
再読していて私は泣きはしませんでしたが、じわっとくるものがありました。

あの頃から若い女性達、特に社会の波に揉まれている20歳代~30歳代を取り巻く状況はそんなに変わったのだろうか。変わらなかったのかとつい考え込んでしまいました。

 

全ての人が持っているはずだ。「あなたがいてくれてよかった」と他の人に思われるようなところを。
(中略)
一見評価されにくくても、個人の輝くところ、必ずそこには何かがある。
 全ては自分の中からはじまり、幼いときから生涯を通じて続いてきたのだ。そのヒントは自分の中にしかない。
(中略)
本能の声を聴いて、耳を澄ませていけば、必ず自分と自分がぴったりくるポイントがあると思う。そしてそれが一致したとき、個人はとても大きな力で、日常を、周囲を照らすだろう。

 

(良くも悪くも)このエッセイのメッセージは今でも全然古くなっていないと感じています。

今の若い女性達にも、それ以外の方々にも、このばななさんのメッセージが届けば良いなと思いました。

 

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ダリアも大好き

 

それでは、また!

 

2021年 育児・介護休業法改正について思うこと

長倉洋海さんの写真が昔から好きなので、今のアフガニスタン情勢を聞くたびに辛いです。

さて、「男性育休義務化?」と世間で言われている 2021年の改正 育児・介護休業法について、思うことを(アホなりに)書きます。

 

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賽は投げられた

 

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律」が本年令和3年(2021年)6月3日に成立し、同月9日、公布されました。
改正法の趣旨は、「出産・育児等による労働者の離職を防ぎ、特に男性の育児休業の取得の促進を図るとともに、希望に応じて男女ともに仕事と育児等を両立できるようにするため、所要の措置を講じようとする」ものだそうです。

 

businessandlaw.jp

 

※今回取り上げる法改正の内容は、男性育休取得に絞って取り上げます。それだけではないのですけどね。

 

自分が働いている会社も影響があります。私は只の末端の人間ですが、間接的に業務に関係があるし、概要は理解しておかなくてはならないな…といったところです。

 

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お上の言われるままに~

 

私は頭がよろしくないので、この件についてあまり賢い理解や洞察をすることは無理であります。ですが、しっかり理解して落とし込むまで考えていたらいつまでも終わらないので、取りあえず、改正ポイントを拾い読みして、自分の頭なりに感じたことを忘備録として書いておきます。

 

法改正で今後のおおまかな流れとしては、こんな感じ。

 

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パワポで作った(※バカ)

 

 

今回の法改正で義務化となったのは「事業主側の労働者への個別の周知・意向確認」です。

 

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あくまで「労働者の取得義務ではない」、そう…

 

(パートナーの)妊娠・出産を届け出た(男性)労働者に国が定めた男性の育休制度を周知して取得の意向確認をしなくてはならない。
「努力義務」ではなく、「義務」です。社内に啓発ポスター貼って「うちの会社も啓発に努めています!キリッ」と言っていれば良いレベルではないのです。

 

そして、これはあくまでも事業主側の義務であって、当事者の「取得の義務化」ではありません!と言われても…結局企業には、当事者となる従業員に何が何でも取らせるようにするよう仕向ける法改正ではないでしょうか。

 

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事業主からの個別の周知は絶対にしろ、とのこと

 

だって、令和5年(2023年)4月1日からは「対象の企業(常時使用する労働者数が1,000人超の事業主)に対し、育児休業の取得状況の公表を義務付け」ですよ?

 

要するに大企業です。そして、「公表義務違反は、行政による是正勧告に応じなかった場合、企業名公表の対象となる(改正後の56条の2)」。

 

そう、再来年4月1日から、大企業は男性育休取得率を公表しなくてはなりません。

 

しかもそうして公表された男性育休取得率が(公表しない場合、"そのこと自体"が)その企業を評価する指標の一つとなっていくようです。

 

ということは、いくら

「うちの会社は本人へ制度の内容も、取得ができることも知らせています!、社内制度も対応するものを制定して周知を徹底しています!(`・ω・´)キリッ」

 

と言っても、男性育休取得率の公表時もしも0%という結果になった場合…

 

国に対して……

 

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進撃の巨人』1巻(諫山創 著/講談社)より引用

 

…これで、すんなり了解してもらえるでしょうか…済まないですよねえ、絶対。

 

こうなるでしょ?

 

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風の大地』61巻(坂田信弘かざま鋭二著/小学館)より引用

 

: (((;"°;ω°;)):ガクガクガクガクガクガクガクガク……

 

男性育休取得率の公表を目標に掲げている時点で

 

「ちゃんと結果(取得率)を出せよ?分かってるだろうな?(^言^)」

 

と言っているようなものではないでしょうか。

 

私が恩恵を受けている障害者雇用率制度だってそう。
法定雇用率未達成の事業主は、障害者雇用納付金を納付することとなっていますが、単に「お金納めていればいいんだろう?」では済まないのですよね。

 

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行政に睨まれてはやっていけない

 

障害者雇用の未達成による「企業名公表」は、企業のマイナスイメージにつながります。行政からの、投資家達からの、企業が求める人材からの(今は人手不足ですから)評価の指標となることは、おおげさではなく存亡の問題にも関わってきます。

 

しかし会社も、(男性の)従業員で、いつ誰に子供が生まれるか把握する体制を作っておかなくてはならないでしょうね。女性なら、妊娠するから否が応でも職場への報告は早くからしないといけないでしょうが、男性なら事情が違う。

 

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女性の産休・育休とは事情が違う

 

今までなら、下手すると所属部署では皆知っていても、男性社員に子が生まれたことを人事が把握するのは「扶養家族が増えます」と生まれてからの申請で…とかではないでしょうか(こんなこと考えるのは私みたいな横のつながりの無いコミュ障だけ?)。

そして、出産前に事前に取得できるように前もって所属部署に働きかけたり調整が必要になるでしょう。重要な顧客との取引は他の人に引き継ぎしたり…色々ありそう。

 

それから、今は、結婚・子の誕生という慶事でもプライベートなことは、あまりオープンにしたくない人も増えています。男性育休取得の実績が出来ても、それを更なる制度の周知・啓蒙のために事例として社内に紹介できるかどうか。

「○○さんも取ったって」「こんなに皆とっているよ、皆取りましょう」というのが制度の浸透には大きいと思うのですが。

 

でも、行政から「やれ」と言われた以上、やらないといけない。もう決まっちゃいましたから。

 

育休とるお父さん達が、ちゃんと育児やパートナーの世話に従事するのかという問題がありますが、それはまた別の時に。

 

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当事者達は大丈夫なんでしょうかね

 

それでは、また!

『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記』感想

こんばんは。モルカーを見るたびにペルーのクイ(食用モルモット)の丸焼きを思い浮かべる今日この頃です。

さて、世田谷美術館にて開催中の展覧会、『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記』を見て来たので感想です(しかし遠かった…)。

 

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要予約です

 

【目次】

 

世田谷は異界

私にとっての東京は、"右半分"止まり。世田谷なんて、上級国民達が住む異界、(物理的にも心理的にも)遥か遠い国にすぎません。そんなエリアでちょっと良さそうな展覧会があると聞いても、通常は「パリで開催中」と同レベルで「行けないから"無"と同じだね」で終わっていました。

 

 

それが、塔本シスコさんの展覧会をやると知ったとたん、脊髄反射でチケットを申し込んでいました。シスコ、恐るべし。

元々、彼女の画業は少しばかり存じ上げていましたが、直に作品を見るのは初めてです。

 

塔本シスコとは

JR地下鉄バス徒歩…とはるばる世田谷・砧公園内の世田谷美術館へ到着。

www.setagayaartmuseum.or.jp

会場に入ると、シスコさんのマネキン?が。顔は看板、着物はシスコさんが柄を描いたものを着付けています。

 

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この方がシスコさん(※アバター

 

塔本シスコ(1913〜2005)さんは、熊本県生まれ。50代から独学で油絵を始め、逝去までの約40年間にわたって創作を続けた日本の素朴派の画家として知られています。

 

www.shisuko.com

 

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見ていて凄く楽しい画風

 

シスコさんは正規の美術教育をほとんど受けていません。

 

幼い頃は絵が好きだったようですが、(養子に出されていた)家の事情で、小学校中退、奉公に出され、結婚・出産…と絵とほぼ無縁の生活をされていたようですが、夫の事故死やご自身の脳溢血等苦労が続いた後、画家を目指していたご子息の画材を使って、見よう見まねで創作を始められたようです。

 

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シスコさんは丑年生まれ

 

お母さんの絵を見て、この画業を守ろうと決意した息子さんや、サポートしたご家族の方々の尽力が素晴らしいです。良く芽を摘まずにいてくれた!!と思います。

 

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『ユスラウメチギリ』

 

世田谷美術館は開館当初から素朴派、アウトサイダーアートと言われるジャンルの作品の収集や、展示に努めてきたので、ここでの開催は分かる気がします。

 

こういう風に見えている

展覧会、「行って良かった」これに尽きます。

 

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公園で鳩にエサをやるシスコ

 

上の絵のように、背景のモブ達の動きを見ているだけで楽しいです(皆バンザイしている?)。

 

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『古里の家』

 

上の絵なんて、キャプション読むと、幼少時のシスコさんと妹達、それにシスコさんの孫達が「子供達」として一緒に描かれているんですよ。描き手の中でのリアリティ。

 

子供の描く絵みたいだな、いや子供の絵そのものだなと思いました。決して奇をてらっているのではなく、「本当にこのように見えている」「自分の知っている情報を伝えようとしている」結果がこのような形になったような。

 

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真ん中の少女は作者らしい

 

上は、今の天皇皇后陛下ご夫妻の「結婚の儀(1993年)」に際し描かれた絵ですが、タイトルが『絵を描く私』で、画中に「シスコ80才ナリ」と書き込みが…

描かれた人物はどうみても少女。ちょっとズーズーしくないですか?(笑)

 

でも、これが彼女なりのリアリズムなのかもしれません。いくつになっても中身は少女?

 

結構サイケデリックな絵が見られますが、これも彼女のリアルなのでしょうね。

 

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『お日さんとシスコ 知恩院

 

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『ミイチャンヨ』

 

↑ 愛猫の絵です…

下の絵(額縁は手作り?)を見ても猫の"たま"をきちんと描写している(笑)

 

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『ミーチャン トウガンヲ ミテ ビックリヨ』

 

民芸品のような楽しさ

シスコさんの作品は、絵画だけではありません。

手描きの着物も、そして帯にも絵を描いています。

 

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インコの絵を描いた帯

 

↑ この帯の絵なんて、メキシコのお土産だと聞いたら、信じてしまいそう。

陶の作品も良かったです。

 

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欲しい

 

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『鳥の女神』

 

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これも『鳥の女神』?

 

謎(これは一体何?)

シスコさんの絵に描かれているものは、奇をてらってのものではなく、彼女なりのリアルに基づいていると述べました。

 

しかし…「じゃあこれは何?」と言いたくなる謎描写も見られます。

例えば、↓下の桜島を描いた絵。

 

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桜島

 

空を覆う「◎」に「星型」。一体これらは何なんだと思います。画面下の反物を扱う娘さん達も謎です。お仕事されているにしては、服装が仕事着ではないし???

 

また、『春の庭』はかなり不可思議な作品です。画面下部に描かれた謎の人物達は一体???

 

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『春の庭(部分)』この人達は誰??

 

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『春の庭(部分)』この女性は何???

 

凄く元気を貰える展覧会でした。

…やっぱり遠かった!!ですけれど。

~11月7日(日)まで(その後熊本市現代美術館、岐阜県美術館、滋賀県立美術館へ巡回予定)

 

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画集(何故か国書刊行会発行!)買いました

 

それでは、また!

 

 

8月後半の食の忘備録

やっと…やっと…このブログを始めてから本記事で100記事達成しました‼

(∩´∀`)∩バンザ──イ!!

 

さて、8月後半の食の記録です。

 

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千葉市「シーギリ スリランカ」のドライカレー。美味

 

地元の魚屋さん、何時行っても鰆を売っているのですが、調べたら関西では春が旬、関東では冬が旬らしいですね…(私は関東です)

で、夏も普通に鰆、売っているのは何故???

 

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鰆と夏野菜のオイスターソース炒め

 

夏は普通の白いご飯を炊く気にはなれません。トウモロコシご飯ばかりだったので、トマトの炊き込みご飯(いりこ、昆布、オリーブオイル、チキンスープエキスと一緒に)を作りました。

 

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炊きあがったところ。これから混ぜ込みます

 

トマトご飯、カレーにも合います。

 

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夏のカレー

 

切って皮を剥いた桃とブルーベリーに、赤ワインをかけていただくのも夏の楽しみです。

 

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安くて美味しい桃でした

 

暑い中、四川料理の店でハフハフいただく麻婆豆腐麺も良いものです。

 

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芊品香別館(飯田橋)にて

 

セブンイレブンで「おいしさの科学 ステーキ×コーヒー味」というポテトチップスが気になって購入してみました。

 

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わさビーフ山芳製菓の製品です

 

「ステーキの旨味とコーヒーの苦みが、お互いの美味しさを引き出し合い相性度◎」と、パッケージ裏面に書かれており、どんな未知の味なのかと半ばドキドキしながら食べてみましたが…

う~ん、ステーキの味とコーヒーの味がしました(笑)

 

家族が最近、茶わん蒸しの具にバナナを使った名状しがたい料理を作ったのですが、結局、食べた感想としては「茶わん蒸しとバナナの味がする」でした(;´∀`)

プリンとなら相性は良かったでしょうが…近いようで遠い。

 

豚肉にキムチ、納豆を合わせた炒め物は間違いなく美味しい組み合わせ。

 

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(゚д゚)ウマー

 

冷麺もそろそろ食べ納めの時期が来ていますか。

 

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冷麺にはキムチとフルーツ(これはリンゴ)は必須

 

家族が大量のブドウをいただきました。

消費せねば‼ という訳で、作ったブドウのカプレーゼ。

 

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ライムやミントといただきます

 

江國香織さんの小説「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」の作中で、登場人物が「モッツァレッラチーズとブドウは良く合う、トマトよりこっちの方が好きだ」…みたいなことを言っているのを読んで、憧れていました。カプレーゼとは書かれてはいなかったけど、そのような感じで作りました。

 

美味しかったです。そしてひたひたと近づく秋。

 

 

あらためて当ブログでの100記事達成について。

 

今年1月にブログを始める時に、「まずは100記事書け」という言葉を真に受けて、コツコツ書き続けていましたが、やっとたどり着きました。゚゚(*´ω`*。)°゚

忙しさもあり、到達は9月と想定していましたが、何とか8月中にアップできました。
だから何だと言うこともないのですが、ブログを始めた時には、いつも「もうやめようか(´・ω・`)もうやめようか(´・ω・`)」と思っていたので、ここまで続けられて嬉しいです。

これも、ひとえに訪問して下さった方々、はてなスターを押して下さったり、ブックマークやコメントを下さったり、読者登録をして下さった方々のお蔭だと思っております。

 

本当に有難うございます。

 

自分にとってのささやかな居場所作りと自己満足のためやっているブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。

次は1年継続を目標にしまーす。

 

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ブドウに赤ワインかけても美味ですなあ

 

それでは、また!

「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展 感想

ああ、『生誕100年 滝平二郎展』行きたかったなあ…(涙) 遠いので断念しました。

 

さて、「銀座メゾンエルメス」のフォーラムにて開催中の「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展 を鑑賞してきましたので、その感想です。

 

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ビル全体のファサードを使って展示される新作「ロング・ウォーク」

 

【目次】

 

「銀座メゾンエルメス」フォーラム

エルメスの銀座の旗艦店「銀座メゾンエルメス」ビルは、8階9階に「フォーラム」というアートギャラリーを併設しています。ここで開催されるアート展は中々レベルが高く、しかも入場無料。10階のシアターで映画を鑑賞(これも無料)したこともあります。おそらく、エルメス社の社会貢献活動として開催されているのではと思います。

 

私が「フォーラム」で展覧会を鑑賞するのはこれで3度目?で、1回目は華道家中川幸夫さんの展覧会、2回目は中谷芙二子さんの「霧の彫刻」の展覧会でした。

なので、今回も期待して行ってみました。ブランドのエルメス自体には縁のない私ですが(デザインやウィンドウディスプレイは好き)、こういう時だけ「銀座メゾンエルメス」に足を運びます。

 

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ファサードの展示の詳細。カラーの塩化ビニールシートが貼られている

 

ジュリオ・ル・パルク とは

1928年アルゼンチン出身、1958年にフランスへ移住後、同地を拠点に制作を続けるアーティストだそうです。御年93歳。

 

ル・パルクの日本での初個展となる本展は、70年を超える継続的な制作活動の中でも、常に鮮明な印象をもたらす「色」を主題としてとりあげます。アーティストは、黒と白、そのグラデーションを出発点に、1959年より自ら構想した14色のみを用いた作品を展開してゆきます。

エルメス社公式サイトより)

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ファサードの展示がギャラリー内側から見える

 

展示室へ

8階9階の「フォーラム」へ行くには、過去は1階の店舗内に一旦入ってから店内のエレベーターを使って上がっていましたが、今はソニービル側の脇にあるエレベーターを利用するように変わったようです。エレベーター前に消毒液もあるのですが、レザーのカバー(エルメス社製?)がかけてあって、写真に撮りたかったです…!

エレベーター内にもル・パルクさんの作品が展示されています。

 

で、展示の感想は…まあまあでした。

 

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このような、レインボーカラーの作品は、日本でも靉 嘔さんがおられるし、そう目新しく感じませんでした。きっと発表時は観客を巻き込んだパブリックなアートのあり方とか、リアルタイムでの時代の熱気とかが今と違って見えたのかもしれません。

 

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画集が閲覧できる一角も

 

モノクロ作品の方が良かった

モノクロの作品も展示されていましたが、自分にはこちらの方が好みでした。

 

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この4つのモノクログラデーション作品は、これだけでも見に来て良かったな…と思いました。

 

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全体的に、無料で鑑賞できると考えれば充分良い展示だったと思います。

 

~11.30(火)まで開催です。

ファサード展示は~10月中旬予定)

 

それでは、また!