青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

銀座の隕石カフェに行く

青空文庫で、折口信夫の『死者の書』の何度目かになる再読をしていたら止まらなくなってしまいました。

 

さて、先日、銀座の隕石屋さんがやっているカフェに行ってきたので、そのレポートです。

 

夜の銀座~

 

先日のブログに書いた通り、知り合いのお店で、銀座の隕石屋さんやそこがやっているカフェの話を聞いて、「行ってみよう!」と軽い気持ちで決めました。

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

そのお店で売られている隕石や隕石のアクセサリーはべらぼうに高額のようですが、勿論そんなものは私はお呼びではありません。ただ、この隕石屋さんのカフェで出されるという、隕石の粉を入れて焼いたカップでコーヒーをいただきたかっただけです。

 

tabelog.com

 

お店の店長さんは、「隕石王子」「星の王子さま」と言われているそうです。ネットであらかじめ検索してみたら…あれ?(´・ω・`)このスキンヘッドのお兄さんがそう?

 

王子さまはスキンヘッドです

王子さまの著書

 

…まあ、自ら光り輝いておられるから「星の王子さま」なのかな?「王子」と言ったら、そのうち「王」になるのかな?(即位?)とかしょうもないことを考えつつも、とある平日の、仕事帰り(夕方)に銀座に向かいました。

 

場所は銀座の3丁目、三原通りに面した結構な一等地の路面店でした。私は事前には良く分かっていなかったのですが、「BigBang 隕石直売所 銀座本店」という小さい店舗がこのお店で、「隕石カフェ」はその店内でコーヒーを提供しているという体裁だそうです。席もカフェスペースという程ではなく、3席くらいしかありません。

 

お店にお邪魔したら、キンキラキンのニワトリの中華オブジェが。右隣にヴィトンのトランクがあるのも「うわぁ…」と言う感じでした。

 

下部に「招福聚宝」の文字が

 

(このお店を知ったきっかけの)知り合いの名前を出したら、かなり好意的に対応してくださりました。大してお金を落とさない一見の客なのに。

 

奥のショーケースに隕石パワーのシールが

 

私は、こういうスピリチュアルな(すぐ宇宙とかいう言葉が出る)会話が飛び交う、高額のお金が動く世界は別世界過ぎてそれ自体は何とも思っていません。そしてお店に行った後の今でもその認識は変わりませんでした。ショーケースの隕石や隕石で作ったアクセサリー類の価格にびっくりはしましたが、別に欲しいとも思わず…

下の写真の紅白の紐がかけてある石は「カンラン石」という凄いパワーがある一品らしく、撮影するよう勧められました。「ヒョウ柄っぽい」としか思いませんでしたが。

 

いちおくろくせんまんえん!!

 

このお店は、伺うと芸能人や、やんごとない階層の方々も顧客となっているそうで、特に前者はここの隕石を購入して身に着けることで、開運して売れっ子になったりしたそうです。今TVに出ずっぱりの人や、一度忘れられてから再ブレイクした人等。

 

私が地元の地名を行ったら、芸能人のTやDもそこの出身だという話題になりました。前者は長いキャリアと国民的知名度を持ち、後者もここ数年ブレイクしている芸人さんです。「大物が出るところなんだ」と言われましたが、私はTやDも別に"大物"とは思っていないので相槌は打ちましたが、気持ちは動きませんでした。

 

知り合いのお店で仕入れた前情報では、今、高校生で高額のお金を稼ぐ投資家という人達もいるようで、そういう人が何万だの数十万だの…(はたまたもっと高額の?)といった隕石をポン、と購入していかれるそうです…どう考えても、まともな世界とは思えませんでした。

 

それでも、頼んだカフェラテ(美味しかったです)に王子さまがサービスしてくださった空也の最中にコロッとほだされてしまった私です(笑 単純な奴…)。

 

最中有難うございました

 

まあ、私のふところは大して痛まないんだし、お金にならない客には塩対応な高級店だっていくらでもあることを考えたら、良い人達かも…と思いました。別世界をちょっと覗けた、そんなある日の体験でした。

 

キンキラキラ~

帰路撮影した、京橋エリア

 

それでは、また!

苦にならずにこなせることは才能かもしれない

先週今週と仕事始め後にすぐ連休で、凄くきりきり舞いな状態でした。仕事があるだけありがたいですが、楽しむことも大事にしたいです。

 

さて、ささやかながら先日文章で報酬をいただく機会があったのでそれについての雑文です。

 

わ~い

 

誤解ないよう書いておくと、仕事だライターだというレベルの話ではなく、モニターみたいなものです。当然私の文章力が買われての依頼でもなく…

自分は昔から文章を書くことが好き(出来は別にして書くことが全然苦にならない)だし、報酬がいただけるなら喜んでやらせていただきます!と快諾しました。自分なりにアウトプットしてまとめておきたい…という気持ちもありましたし。

 

丁度簿記2級の暗い勉強ライフから解放されたところだったのも良かったと思います。速攻書きあげて提出しましたよ(笑)謝礼は商品券5,000円也~。

 

使い道は決めています

 

推察するに、こうやって声をかけられる対象者は文章を積極的に書きたがる人ばかりではないのだと思います。執筆依頼しても「遠慮します」という返答がしばしばある中で、時々私みたいに書くことが好きな人が応じているのが現状では。

 

昔から作文書くのが得意だった

 

自分は物心ついた頃から重度の活字中毒で、その蓄積があるからアウトプットが苦にならないのだと思います。勿論、読むのも書くのも量・質ともに上には上がいると心得ています(読むの遅いですしね)。

後年、発達障害の診断のために受けた知能テストでは、言語理解(文章を読んだり書いたりする分野)の数値がかなり高いと判明しました。

 

昔から、読書がだ~い好きでした

 

今まで2回ライターを目指さないかと言っていただいたこともありますが、自分には無理だと思いスルーしてしまいました(アホ)。

私は本ばかり読んで頭でっかちでしたが、”経験”が圧倒的に足りていなかった。経験を広げようとしても、ASD自閉症)でそれは極めて難しい。自分のすぐそばの人と碌に話せない、世の中にまともな居場所があるのかおぼつかないポンコツが、多くの読者に届く文章を書けるとは…当時の私にはとてもじゃないけれど思えませんでした。勿論、自閉症なりに偏った視点で生み出せるものもあるでしょうが…

それに、ライターなら、取材対象や行き合った人達と雑談とかして、情報収集や執筆の糸口をつかむことができる方が有利かと思います。それも私には難しい。どんな仕事も結局は人相手ですね…自閉症には厳しい世界です。

 

一行の詩のためには
あまたの都市、あまたの人々、あまたの書物を
見なければならぬ…(以下中略)

リルケ『マルテの手記』(大山定一訳、新潮文庫)より引用〉

 

 

でも、自分が思っている以上に、文章を読んだり書いてまとめることが(巧拙は別として)苦にならない…そんな人はそれ程多くないのだと中年期もだいぶ過ぎてからようやく理解し始めました。

谷崎潤一郎三島由紀夫レベルの文章でもなくても、書いたものをそれなりに褒めていただいたくこともあり、「全然苦手な人よりはマシかも」と小者なりに自信も持てるようになりました。

 

自分にとってアウトプットは自然なこと

 

何より、この「苦にならない」能力が今の会社員生活でも生かせています。詳細は書けませんが、過去の担当者が「嫌で嫌でたまらない」と言っていた仕事が少なくとも「苦にならずに」こなせています。「好きで好きでたまらない」より、持続性があるような気がします。有難いことです。

 

まあ、本当に筆一本で世間相手に勝負する厳しさと比べたら、おままごとなのでしょうが、仕事のように「好き嫌いは別にして、やらなくてはならないこと」で少しでも「好き」と言えそうな業務があるのは幸運だと思います。

 

仕事帰りのアフォガード

 

それでは、また!

水都東京観光―「【乗合】神田川クルーズ®️ 周遊90分コース」新春参加レポート

昨年途中でストップしている記事『断食道場「はぎのさと」体験記』ですが、ちゃんと終わらせるつもりですよ?ニーズはないかもしれませんが(´∀`;)

 

さて、年明け1/4(水)に、日本橋(東京)発着の「神田川クルーズ®️ 周遊90分コース」という水上ツアーに参加してきたので、そのレポートをします。

 

これは隅田川へ合流する辺り

 

【目次】

 

知ったきっかけは漫画

この「神田川クルーズ」を知ったきっかけは、マンガクロスにて連載の、野上 武志先生の『はるかリセット』という漫画の「第76話/水の都・東京!」です。

この漫画は文筆業のアラサーヒロイン”はるか”が、仕事の合間に様々な”リセット”をしてリフレッシュする…という漫画で、近所の銭湯に行くレベルのお出かけや、もう少し遠出したり、お家で何かするといった内容ですが、気楽に読めて、私は気に入っています。

 

mangacross.jp

 

 

この話を読んだ時は、昨年の年末近くで資格試験(日商簿記2級)の最後の追い込みをしている合間でした(←おい)。それでこのクルーズについては、「合格したらやりたいことリスト」に入れていたのですが…何とか昨年末合格したので、解放の喜びの中、2023年1/4(水)のコースを公式サイトで予約しました(※仕事始めは1/5(木)から)。

 

いざ日本橋

クルーズ前に、近隣の小網神社へと立ち寄りましたが、松の内が明けたのに大変な人出。で、「また今度」にしました。小さいながらもパワースポットとして有名なんですよね。

 

すごい行列ができていました

 

自分が乗る便は当日13:30発で、乗船場所は日本橋脇の船着場です。出発20分前から整理券を配るので、乗船はその整理券の順番通りとなります。

 

船着場にて 今回乗船した船

チケット

 

クルーズは楽しかった

結論から申し上げると、当日は晴天に恵まれ、また添乗員さんの解説とクルーの方々の安全運航で、大変楽しめました(しばしば解説のため、船を停めて下さる)。普段陸上で見ているのと違った水上からの視点で、東京を見ることができて新鮮な時間でした。

 

例えば、下の写真は無人でしたが、岸壁手前の河川上の四角い足場?がありますよね。別の場所で、作業されている方々がいたのですが、ここにもお正月の松葉を飾っていて面白く感じました。

 

岸壁沿いに着けられたはしけ?

 

またゆく先々で、船上から、橋の上や両岸のビル内等に居合わせた人達と手を振り合うのにはほっこりしました。

 

お互い手を振る

 

乗船時は、満潮に近かったため、船が橋をくぐる時は、結構上の橋との距離が近く、ワクワクしました。ジャングルクルーズみたい…(喜)

 

クルーズの詳細

乗船してからのこともかいつまんでお話します。

※クルーズ中、あまりメモはとっていなかった(撮影に夢中)だったから、話されたことはあまり再現できません(;^ω^)

 

時間になり、順番に乗船。外国人の人もいました。船には2名のクルーと、乗船中、案内をしてくださる添乗員さんがいらっしゃいます。

 

船上から見上げる日本橋


出発時にまず日本橋の説明。現在の橋は最初の日本橋から数えて確か20代目?(うろ覚え)で、茨城県笠間産の「稲田石(いなだいし)」を使って建造されているそうです。笠間に親戚がいた自分としては気分がアガります。

 

船がいよいよ動き出します。名前は忘れたけど、下の写真は日本橋の高層ビルを下から見上げたものです。

 

何ビルかな

 

これも高いけど、三井不動産野村不動産とが共同で進めている再開発計画で、日本橋に何と284メートルの高層ビルを建設する予定だそうです。あまり高すぎると色々と怖い気がしますが…

 

川沿いに、江戸城の石垣も見られます。下の写真は、常盤橋門跡(常盤橋付近)。

 

国の重要史跡だそうです

 

周囲は常盤橋公園となっていて、石垣保存に功績のあった 渋沢栄一銅像が建っていました。銅像は操作ミスで撮れませんでした(;´Д`)。

反対側の対岸には、辰野金吾設計の日本銀行本店の建物が見られます。

 

奥に見えるのが日本銀行本店

 

橋をくぐることしばしば(ワクワク)

 

上へ手を伸ばしたくなります

 

後楽園や水道橋付近も通り過ぎ…下の写真は何だったかな?川岸下に洞窟みたいにへっこんだスペース作ってテーマパーク感がします。

 

雰囲気満点

 

お茶の水の方へ来ました。この辺りは深い渓谷ですが、徳川幕府が伊達家(伊達 政宗入れて3代位かけて?)に作らせた人工渓谷だそうです。凄い労力がいったでしょうね。

 

東京医科歯科大学ビルを見上げる

バリアフリー工事中のJRお茶の水

 

医大(病院)が多いお茶の水駅ですが、バリアフリー化は遅れていたようです。ですので、今バリアフリー工事中なんだそうです。

 

聖橋っ!

これは丸ノ内線…かな?

 

そして秋葉原へ進みます。

 

万世橋付近

 

見えてきた柳森神社は、江戸城から見て東北に位置しています。鬼門除けとして創建されたそうです。

 

初めて見ました

 

かつての花街・柳橋の船宿・屋形船が見えてきました。

 

前方に屋形船が…

情緒のある柳橋

 

柳橋と言えば、私には山本 周五郎の『柳橋物語』です(泣けますよ~)。

 

 

そして、ついに隅田川に出ます!

 

隅田川へ出ます

警視庁の船だったかな?

清州橋ごしに見えるスカイツリー

これまでの日本橋川神田川と比べると、隅田川の広さ、開けた空間は別格です。

ここから、小名木川へ別れる地点(萬年橋)があるへも行きました。「芭蕉庵史跡展望庭園」もすぐ脇に見えます。陸上から行ったことがある場所を川上から眺めるのは面白かったです。

 

そして、また日本橋川へと入り、出発地点の日本橋船着場へと戻りました。

 

再びの日本橋

 

新年明けてすぐに参加できたのが良かったです。桜の開花時期は予約の競争率が激しそうだし、夏場は(多分)川の匂いが気になるんじゃないかと思います。冬の澄んだ(そして晴れていることも大事)気候の中でいつもと違った東京を見られたのが、今年の幸先良い幕開けになったと思います。

…流石に90分吹き曝しの船上で座っているのは冷えましたが(カイロ配られますけどね)。

 

それでは、また!

『彩ふ読書会』「《東京》1/7(土) 推し本披露会」感想

今年の大河ドラマ『どうする家康』初回での野村萬斎が…贅沢なキャストの使い方していますなあ。

さて、1/7(土)に、『彩ふ読書会』の推し本披露会に久々に(!)参加しましたので、その記録と感想です。

 

会場近隣にあった築地本願寺(朝は逆光)

 

【目次】

 

『彩ふ読書会』とは?

私が以前から参加させていただいている読書会です。

 

iro-doku.com

 

関西を中心に、東京でも開催されていましたが、このコロナ禍でオンライン開催を模索されたり、紆余曲折ありました。

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

2022年より、リアルでの開催を再開されましたが、資格試験勉強に縛られた私は当然参加できず…(涙)ですから、昨年末に試験に合格してからすぐやったことは、この1/7(土) 開催の彩ふ読書会の参加申し込みでした。

 

久々の再会、当日の進行の流れ

通常の『彩ふ読書会』の開催では、午前中が各自参加者が自分で選んできた推し本披露の会、午後が事前に決めていた課題本について語り合う構成です。今回私は午前の推し本披露会のみの参加です。そして新富町駅そばの会議室が会場でした。

今までは、3,4名単位でグループをいくつか作ってグループ内で語り合い、最後にグループごとに発表という流れでした。ただ、今回は8名という参加人数でしたので、1つの机に皆集まってのトークとなりました。

お久しぶりの面々にご挨拶。お正月明けてすぐなので、素敵なお着物をお召しの方(この後参拝予定だとか)もおられて、新春気分でした。

 

お着物はいいものですなあ

 

紹介された本

以下、自分の紹介本も含め、当日披露された推し本について書きます。

 

最後に紹介本の集合写真

 

・『汝、星のごとく』凪良 ゆう 著(講談社)

 

 

凪良さんの著書は全然未読ですが、この本は私も読みたいと思っていたのでタイムリーでした。装丁もとても綺麗で魅了されます。
「わたしは愛する男のために人生を誤りたい。」凄い言葉だなと思いました。


・『肉体の学校』三島 由紀夫 著(ちくま文庫

 

 

三島はあまり読んだことが無いのですが、これは『レター教室』みたいなエンタメ小説で、入りやすい印象を受けました。ご紹介を拝聴しながら、小説に登場する美青年、千吉の脳内でのビジュアルが、どうしても若かりし頃の美輪明宏になってしまい…


・『めぐらし屋』堀江 敏幸 著(新潮文庫

 

 

堀江さんは、『熊の敷石』『雪沼とその周辺』を読んだことがあります。とても文章が美しく上品な作品を書かれる作家さんというイメージです。他の参加者さん達と、「堀江さんは(その文章力で)作中、大したことが起こらないのに読ませる」作家さんだよね~、という話になりました。
ご紹介者は、これを読んで、ご自分のご両親のこれまでの人生に想いを馳せられたそうです。


・『世界の美しいカワセミ』上田 恵介, 笠原 里恵 (監修)(パイインターナショナル)

 

世界の美しいカワセミ

世界の美しいカワセミ

  • パイインターナショナル
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これは、鳥のカワセミの仲間達の写真集です。石の「翡翠」は元々中国では(鳥の)カワセミを指す言葉だったそうです。掲載されているカワセミの仲間達の写真を拝見して、頷けるものがあります。生き物なのに実に鮮やかな青、緑、赤、ピンクの外見…正に生ける宝石。


・『兄の終い』村井 理子 著(CCCメディアハウス)

 

兄の終い

兄の終い

Amazon

 

滋賀在住の著者が、(ほぼ絶縁していた、不仲の)宮城在住の兄の死の知らせを受け、限られた休みを使って「後片付け」をしにいく記録です。ご紹介者様は、ご自分にも妹がいることから感じたあれこれを語っておられました。どこの家族も色々ありますなあ。

著者のお名前、記憶があったのですが、翻訳家で「ぎゅうぎゅう焼き」の人だと思い出すことに。


・『この椅子が一番!:椅子に関わる専門家100人が本音で選んだシーン別ベストな椅子とは…』西川 栄明 編著(誠文堂新光社

 

 

様々な「椅子オタク」達が一押しの椅子の数々を紹介する本です。
自分の母校では、名作椅子のコレクションがあったので、本書でも既知の椅子を多々確認できました。100万円レベルのものもあるのですが、無印良品のソファ等、我々でも現実的に手が届きそうな椅子の紹介もされています。

ご紹介者様は、長時間座るお仕事で、座る椅子の見直しにせまられたのが本書を手に取られるきっかけだったそうです。

 

・『細雪』谷崎 潤一郎 著(中公文庫)

 

 

「新春らしい本として」ご紹介者様が出された1冊(新潮文庫だと上中下巻だけど、中公文庫版は1冊!)。ちなみにアメリカでの翻訳版の署名は『The Makioka Sisters』だそうです。(じょ、情緒ねぇ~!(;´Д`))思春期にがっつり大谷崎の諸作品と共に過ごした私ががっくりきていますよ…細雪、長いんだけど、また読んでみようかな。

 

そして、私が紹介した本は以下です。

 

・『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』三上 丈晴 著(学研プラス)

 

 

「日本一怪しい雑誌」「国民的オカルト雑誌」として知られる月刊「ムー」の5代目編集長による編集術について書かれた異色のビジネス本⁉です。この本の感想は、後日改めて。


…と上記の紹介本を元に、和やかな歓談の時間を持つことができました。主催の皆様、参加された方々、皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!

 

できすぎた後日譚

ところで、この話には後日譚があります…

翌日1/8(日)、つまり昨日、お世話になっている都内の某店へ訪問して新年のご挨拶をしたりしたのですが、何故か「お客さんがUFOを目撃する、自分は見ないのに(byお店のご亭主)」や、銀座の隕石屋さん(前からこちらで話は聞いていた)がこれも銀座に「2号店(隕石カフェ)を出店した」だの、『月刊ムー』的な話題がどんどん出てきて、「何の符号?」と思わされました。


しかもここのお店の亭主は、『オカルト編集王』に登場する、高野 誠鮮さんとも面識があり、高野さんの話にもなりました。

 

ja.wikipedia.org

 

 

なんなんでしょう?この符号は。私はビリーバーではないですが、月刊ムー編集部に教えたら狂喜されそうなネタ話が一杯でした。

 

各自推し本の紹介文を添えます


それでは、また!

ブログ開設から2周年となりました

仕事はじめは明日(1月4日)からという方が結構いらっしゃるようですね。私は1月5日からで~す(※マウント)

 

さて、拙ブログが2021年1月4日開設以来、2周年を迎えたので手短に記録させていただきます。

本日の夕景

 

もう日付が変わりそうですが、皆様のお陰で拙ブログは開設以来2年経過いたしました。ご訪問くださった皆様には感謝いたします。

 

昨年末は、資格取得のためギリギリまで落ち着かず、寄る年波もあって大掃除もかないませんでした。よって、大掃除(の何割か)は今年の年明けに実施することになりました。

 

本日も色々片付けました。もう着ないシャツをキッチンペーパー代わりの古布として小切れに切り分ける作業とか。

 

地味に疲れる作業でした

 

部屋の片づけで、もう読まない本はブックオフに。星野 之宣先生のコミック『海帝』の5,6巻がダブって購入されていたので、これも売りました(トホホ)

 

-ボケていました

 

本日夕方、ブックオフへ、えっちらおっちらコミックや本を持っていき、¥1,790-の現金にしました。が!店舗で以前から読みたかった『ロンドン謎解き結婚相談所』を発見、¥850-が出ていきました…やれやれ。

 

中々モノが減りません

 

 

それでは、また!

映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』感想

明けましておめでとうございます。

 

さて、昨年暮れに滑り込みで映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』をTOHOシネマズシャンテにて鑑賞できたので、その感想をアップします。

 

原作はポール・ギャリコ

 

2022年製作/116分/G/イギリス
原題:Mrs Harris Goes to Paris
配給:パルコ

 

評価:★★★★★(5つ★満点))

 

1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行くことを決意。どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ公爵ら、出会った人々の心を動かしていく。

(※「映画.com」サイトより引用)

 

原作は、『ポセイドン・アドベンチャー』や『猫語の教科書』『トマシーナ』等で知られる、作家のポール・ギャリコ作の小説(1958年発表)。新装の文庫版の解説は、町山智浩さんです。

 

 

以下、手短に感想です。

SNS上で、ポール・ギャリコの話をしていた時に教えてもらった小説『ハリスおばさんパリへ行く(日本での旧題)』が映画化する、と聞いて楽しみにしていました。ただ、昨年は、簿記2級の受験勉強で、公開には間に合わないかも…とリアルタイムでの鑑賞は半ば諦めていました。

それが、年末になんとか試験に合格したので、仕事納め後の年末に、滑り込みで鑑賞が可能となりました。

 

(かなりご都合主義のストーリーだと思いますが)時々現実のシビアさを挟みつつも、夢を実現させていく過程が痛快。結末も、映画では原作とちょっと違う着地を用意しているようです。「ようです」と言うのは、原作はまだ読み終わっていないからです。

 

ディオールのドレス?百貨店で購入すれば良いじゃん」と思われるかもしれませんが、当時(1957年)のディオールなどの”メゾン”のドレスは、1点もののオートクチュール(オーダーメイド一点物の最高級仕立服)を指します。これらは王族や貴族が社交界で着るものですから、同じドレスを着た人がかち合うなんてことはあってはならず、注文主(着る人)の体型を採寸して作る、本当に唯一無二の仕立服でした。だからとっても高額なのです。

 

雇用主宅でディオールのドレスに出会う

 

それをバリバリの労働者階級のミセス・ハリスが「欲しい」と乗り込んでくるのですから、パリのディオールのメゾンはすったもんだとなります。

大体みんな人が良く、彼女を受け入れていくんですけどね。

 

以下、いくつか引っかかった点。

 

他国とはいえ、フランス同様に階級社会であるイギリスから来たミセス・ハリスがTPOとかわきまえないことに疑問。雇用主を通じて、上流階級の空気とか知っていた筈なのに。「自分には分不相応だ」と自分を縛ることはしない。そこが良いのかもしれませんが。

 

ハリスさんの親友のヴァイ(バターフィールドさん/同じ掃除婦仲間)は映画ではアフリカ系の女優エレン・トーマスがキャストされています。これに既視感が。

ギレルモ・デル・トロ監督の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』で、サリー・ホーキンス演ずる発話障害持ちの中年女性であるヒロイン(白人)が、政府の機密機関で掃除婦をしているのですが、同僚で親友のゼルダがアフリカ系なんです。非白人のキャストを増やすのは、ポリコレということでしょうかね。いいんですが、主人公(白人)をあれこれ助ける相方役は、いつもアフリカ系なんかい!と思います。

 

 

また、ディオールの"メゾン"で開催される、顧客向けのファッションショーで出てくるモデル達が、やけに非白人が多いのが気になりました。作品の時代(1957年当時)、アフリカ系にアジア系と、こんなに出てくるかな?と思いました。ちょっとググった範囲だと、1960年前後から、アジア系モデルがパリコレクションに起用されだしたようで(※山口 小夜子さんのパリコレクション起用は1972年から)、観覧している顧客が全員白人ばかりだったようなのも(これは当時その通りだったと思います)、観ていて少し不自然に感じました。今のポリコレの観点で作っているのかな???と思いました。

 

話は外れますが、ミセス・ハリスがパリ行きの飛行機に乗っているシーンで、隣席の紳士が喫煙するシーン、あれは当時そのままといった感じで好感が持てました(今ならとんでもないことでしょうけどね)。

 

閑話休題

当時のファッションショーは今のプレス達が揃って鑑賞するパリコレとは異なり、前述のようにオーダーメイドの服を購入する顧客向けの、内輪のショーでした。だから、気に入ったタイプのドレスがあれば、「○番を」とお店の人に言って、そこから採寸してたった一つの自分だけのドレスを作って貰うのです。時間もかかるし、非常に贅沢なものでした。仮に5番を作って欲しい!と思っても、先に他のお客さんが5番を注文していたらその型は諦めないといけません。

しかし…その前に、「見本」として見せるための服(ショーでモデルが着るためのもの)を作らないといけないので、非常にコストがかかるのだとため息をつきそうになりました。

 

オートクチュールは採寸が命

 

そんなこんなで楽しく鑑賞できましたが、映画では上流階級向けのオートクチュールの伝統が衰退し、プレタポルテ(高級既製服)がファッション界を席巻していく経済面の”革命”についても描いています。中産階級の台頭あってのことです。労働者階級のミセス・ハリスがディオールのドレスを欲しいとパリに乗り込んでいく姿は、時代(1960年代前夜!)の嚆矢でもあるのです。

そして、本作は「Invisible Woman(見えない存在)」と言われてきたミセス・ハリスが誰に見せびらかすためでもない、自分のために高級ドレスを購入したいと夢を追求する様が感動を呼ぶのです。

 

映画のパンフレット

 

年末の締めくくりに、大変良い映画でした。

 

それでは、また!

2022年、お世話になりました

後、数時間で2022年も終わりですね。

拙ブログへご訪問いただいた皆様にはこの場を変えて御礼申し上げます。

 

節電中でもライトアップしています

 

今日は大掃除に着手する予定でしたが、1年の疲れが出たのか日中は寝込んでしまいました (›´ω`‹ )皆様もご自愛ください。

 

自分は今年の主だったトピックスは…

   7月  正社員へ登用された

  11月  新型コロナウイルスに感染(・ω・;)

  12月  年末ギリギリに、日商簿記2級の試験に合格

 

でした!皆様のこの1年はどうだったでしょうか?

 

来年は、またブログ記事執筆を再開したいと思います。

皆様良いお年をお迎えください。