青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

『天上恋歌 金の皇女と火の薬師』5巻 感想

ウクライナ侵攻の報道に日々心折られているのに、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第14回で上総広常が…あの手習いの話が、ここに結実するとか辛すぎ(※褒めてます)。せめて創作の世界では救いが欲しいです…(涙)

 

さて、先日4/14に発売された、青木朋先生の中華歴史漫画『天上恋歌 金の皇女と火の薬師』5巻のとりとめのない簡易感想です。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220417185439p:plain

表紙は円珠♪

 

評価:★★★★★(5つ★満点))

 

 

今回一番印象的だったのは、金のアイラパパや叔父さん、お兄さんズが首からかけている装飾品が、アイヌタマサイシトキに似て見えることです。。良く見たら、着物やゲル内の敷物の文様もアイヌのそれに似ています。アイヌは、かつて樺太や大陸と交易をやっていたというから、共通するものはあるのかな?

 

中央アジアのカザフとかでも、アイヌのそれと類似した渦巻模様が見られるらしいし(世界ふしぎ発見!だったかな?TVで見た)、下記リンク先にあるように、サハリンや北東アジアの各地でも類似した伝統文様が見られるそうです。こうやって見ると、「みんな繋がっているんだなあ」と思います。

 

irohacross.net

 

そして、某キャラクターについて。「私はどこにも行けない」「死ぬまで一生宮殿の中でひとりぼっち…」こういうことを作中人物に繰り返し言わせるということは、すなわち…

 

ちなみにウサギは、多産なところから古来「(子孫)繁栄」「豊饒」、そして「性」のシンボルとされています。可愛い顔して、ウサギは哺乳類随一の繁殖力を持つのだそうです。雑誌のプレイボーイのロゴマークがウサギなのも、その性欲の強さが理由ですって…

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220417212151j:plain

ウサギが繋ぐ縁

 

ところで、ウジュ兄さんは後宮の敷地内で狩り(食料調達。犬同伴で)していたということで良いでしょうか?しかも皇帝一家以外"男"は入れないエリアで。禁中のセキュリティはどーなってるの?とつっこみたいです。

 

相変わらず(主要なストーリーの内容よりも)細かいところに目が行っています。『水滸伝』は未読ですが、同作品でおなじみの人物達が出てきたもよう。童太尉(童貫)、宦官なのに顎に髭が生えている…?と思っていたら、史実なのですね(驚)。え~、ちゃんと”とって”いなかったのではないですか?

 

他に(今更ですが)気になったのが、下図に描いた、冠に付属した横棒部分。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220417213013p:plain

皇帝もこの横棒ついています

 

これ、本当に当時こんな長さのもの着用していたんでしょうか?あちこちにぶつけるでしょ?絶対。振り向いたら(同じもの付けている)他の人とガキッ‼とぶつかるに決まっている(私ならそうなる)と気になって仕方がありませんでした。

 

主要なストーリーの内容について書いていませんでしたね。

今回は、火薬の重要な素材、硫黄の宋での調達について等、また火薬がいよいよ実戦に投入されていく流れなど、なかなか良かったと思います。皇帝と皇太子との不仲は、単に讒言だけではなくお互いの気質の違いからくるという描写や、康王はやっぱり父帝の子だと思わせるところ、金の状勢、進行する陰謀等、面白く読めました。勿論、描きこみの美しさも堪能しました。

 

しかし、皇太子殿下、不憫…それにしても、皇太子になっているくらいだから、母后の実家の勢力はそれなりに強いのではないかと思います。そのあたりの描写が欲しかったかな。あれでは、天鼓院の皆さんしか味方がいないように見えてしまいます。

宋の時代、火薬をどう調達していたかは、下記の3巻感想にて自分も書いています。

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

はぁ、今晩は大河ドラマショックから気分はお通夜です。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220417220531j:plain

近所に咲いていたボタン

 

それでは、また!

『プルミエ・ミュゲ』水木杏子原作 英洋子作画 感想

1月からひいひい言っていた年度の変わり目の忙しさも、後ちょっとで一段落する…かもしれません。

 

さて、水木杏子先生(『キャンディ・キャンディ』の原作者!)原作の少女漫画『プルミエ・ミュゲ』を一気読みしたので、感想を書きます。斜め上過ぎる話でした。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220410124054p:plain

コミックで全4巻

 

 

評価:★★★★☆(5つ★満点))

 

「スキマ」というサイトで全館無料で公開されていたのでつい…

 

www.sukima.me

 

あらすじ

花々の咲き乱れる、フランスのとある小さな村。主人公の少女、シェビィ(シェブル・クレルモン)はハンドボールに夢中(チームのキャプテンのレイモン(♂)にも夢中)な16歳。天才調香師(香水をはじめとする”香り”の製品を調合するスペシャリスト)のギョーム・クレルモンの娘ながら、花の香りには無頓着。母がいない生い立ちは訳アリですが、父や祖母との家庭で、のびのびと育っています。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220410135101j:plain

ヒロインのパパは香水作りの天才

 

アクティブに見えて、意中の人のレイモンにはガンガン行けないシェビィ。「私の気持ちに気付いてくれないかしら」と意外とモジモジしたところがあります。

 

ある時、幼馴染のポール(シェビィに片想い中)から、町で彼女そっくりな男の子の存在を聞いたシェビィは、以前からの疑念を元に、「母は生きていて、自分には片割れの双子のきょうだいがいる」と確信を持ちます。

そんな中、あることがきっかけで、その瓜二つの容貌の少年、フォン(フォイユ・デュポール)に出会います。年も同じ、でも誕生日は一致しないし、良く見れば髪の色も微妙に違います。そして、彼の父は「海で死んだ」、と…

しかし、二人の名前は”シェブルフォイユ”(スイカズラ)からとられたと確信したシェビィは、やっぱり自分達は生き別れの双子だ!と確信します。フォンが見せてくれた亡き父の写真は、若い頃の父そのものでした!

「何故私たちのパパとママは別れたの?」そうだ、二人を改めてくっつけましょう!と一人はた迷惑な目標を掲げ、熱くなるシェビィでしたが…(フォンは冷めています)

 

感想

いや、(色んな意味で)凄い話でした。

 

シェビィの住む村、フォンのいる町を舞台に、生き別れの双子(いかにも昭和の少女漫画好みのシチュエーション)の再会をめぐるすったもんだを中心に、二人それぞれの恋模様が描かれるとばかり思っていましたが、その舞台が想定外に大きく動くスケールの大きい話でした。

不倫…犯罪…家出…親の再婚話…男女の行き違いに、深刻な負傷と、ぶち込まれた要素もなかなか想定外。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220410135226j:plain

二人の名前はスイカズラからとられた

 

走っている列車に飛び乗るのは(いくらカーブで減速しているからって)ヤバすぎです。この時代、良くこんな描写が許可されたと思います。

 

某キャラの転落話も、オトナすぎました。シビア!シェビィとフォンの「親たち」のいきさつも、え?それは当時の少女漫画ではいいのこんな描写?とハラハラしました。

 

フォンにぞっこんな少女、マルヌがもう本当にキツイ性格の子で、流石、水木先生、イライザを産み出した方だけある!(笑)

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220410165227j:plain

バラの香り、大好きです

 

シェビィの恋バナは、当初想っていたイケメンのレイモンが相手と思わせて→いつもそばにいた幼馴染のポールの良さに気付いてそっちとくっつく…程度の話かと思っていましたが、別の人物も入り交じり、ややこしくなります。その上、まさかシェビィとフォンとが「男女として意識しあう」成り行きとなるとは。

 

「でも二人は双子(きょうだい)」。愛し合うのはタブー。

 

そしてタブーとなる要素が壁となればそれだけ、恋愛ものは狂おしく燃え上がります。何かというと、「私たちは双子…」とウジウジするのもこの手の話のお約束。

 

それをあんなウルトラ強引な設定で解決するとは。実際にああいう事例は無い訳じゃないようですが、いくらなんでもご都合主義的。どれくらい強引かというと、諸星大二郎先生の『暗黒神話』くらい強引。水木先生としては、ミスリードを誘うストーリー設定のつもりだったでしょうが、読者の中でこの展開を予測できる人はまずいないでしょう。

もう、ポカーンとして結末は「良かったねー(棒)」でした。

 

それに、実質的に彼ら二人は●●と言っていいので、「私たち●●●よ!」と安心し合うのは違うと思います。

 

まあ神(作者)がいいと言っているので、読者としては文句はつけられないのですが。

タイトルの『プルミエ・ミュゲ』とは、フランス語で「初咲きのスズラン」という意味だそうです。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220410135316j:plain

スズランは毒があるんですよ

 

それでは、また!

3月の食の忘備録

以前ブログに書いた、職場がお祝い用にいただいている胡蝶蘭の鉢の件ですが、飾る時期が済んだら、1鉢いただけることになりました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ なんとか育てられれば良いのですが。

 

さて、2022年3月の食の記録です。 

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403124312j:plain

砂糖を全く使わない肉じゃがです

 

こちらのレシピ↓で肉じゃが作りましたが、味わい深いです。

www.ilpleut.co.jp

 

肉じゃがの余りを具にしたオムレツが好きなので、今回も作りました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403124635j:plain

余った肉じゃがを具にします

 

ニラ醤油というものが流行りらしかったですが、作ってみました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403124911j:plain

ピーナッツを加えるのがポイント

 

肉にも、魚にも豆腐にもかけると合います。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125027j:plain

何にでも会う感じ

 

春に出てきた、蕾菜という野菜を豚肉と卵と炒めていただきました。ピリッとした辛みが美味しいです。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125214j:plain

紹興酒と一緒にいただきます

 

大量のネギをいただきました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125335j:plain

こんなに

 

小池田マヤ先生の『令和の家政婦さん2巻』であった、「ネギのコンフィ」作りました。オリーブオイルでニンニクと一緒にとろ火で長時間煮込んで、冷めたらディルやレモン、ケイパーを加えます。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125602j:plain

分かりにくいでしょうがネギが入っています

 

白ワインと合うんです、これが。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125728j:plain

(´∀`*)ウフフ

 

 

ネギ、まだまだ余っていたのでベーコンとグラタンにしました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403125907j:plain

見えないけどネギがいっぱい

 

水切りヨーグルトを使ったトーストをクッ○パッ○を参考に作りました。トーストにマヨネーズ塗った上に、水切りヨーグルトを塗って、インスタントコーヒーをかけてトースターで焼くという…

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403130259j:plain

不思議なお味でした

 

ロシアのウクライナ侵攻には怒りを覚えますが、ロシアの文化には罪はない!という訳で、亡命ロシア料理、「帰れ、鶏肉へ!」を新玉ねぎで作りました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403130637j:plain

スープの素とか入れてません

 

cookpad.com

 

この料理、水は全く加えず、(新)玉ねぎと肉の水分だけでこんなに水が出るのです。とっても旨味が出て美味しかったです。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403130935j:plain

水切りヨーグルトを添えていただきます

 

カブや白菜も、終わりの時期ですね~、という訳で、蕪蒸しや白菜のオーブン焼きを楽しみました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131118j:plain

分かりにくいけど蕪蒸し(フキノトウ入り)

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131205j:plain

ヘルシオで焼いた白菜

 

『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』の鮭弁当(1,000円以上するのり弁!)を出先で購入。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131604j:plain

職場でいただきました

 

お彼岸の墓参の帰りに、ベンガルタイガーにてランチ。人気が分かるお店でした。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131825j:plain

映える盛り付け…

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131855j:plain

いちご入りラッシー

 

春らしいビールが売られていたので、晩御飯に焼肉といただきました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403131935j:plain

桃の果汁入り!

 

年度末も終わり、自分お疲れ様会として、八丈島料理の居酒屋へ。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220403132127j:plain

八丈島産焼酎がずらり

 

吉本ばななさんの短編『情け嶋』を読んで、焼酎「情け嶋」が飲みたくなったのですよ~、でも突き出しの枝豆や、明日葉天ぷら(衣部分でお腹いっぱい…)のお陰で、島寿司までいけずに敗退。トシですね。

 

 

年度初めも、しばらく忙しい日々で、ゆっくり花見なんてとてもできない状態ですよ~(泣)ブログ書いていますが(笑)

 

それでは、また!

新型コロナウイルス ワクチン接種(第3回目)

本日墓参りしてきましたが、桜、桃、レンギョウハクモクレン…と咲き出して、綺麗です。

 

さて、先日地元の病院で新型コロナウイルス ワクチン接種(第3回目/モデルナ社製)を受けて来たので、その記録です(・∀・)ノシ

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220327152822j:plain

菜の花~

 

今まで、1・2回目は、ファイザー社製ワクチンを打っていたけど何の副作用もありませんでした。だから、今回も朝接種したら午後は在宅勤務できるっしょ~、と予測していました。結局、当日は朝にワクチン接種→精神科(発達障害の方の通院)→午後から在宅勤務…となりました。

 

ただ、発熱こそしなかったのですが、なんとな~く、肌の表面が過敏になっている?寒気のような感じが当日から翌日(土曜日)にかけてありました。翌日も、予定があったので都内まで出かけたのですが、それ以外は大事をとって、寝ていました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220327154251j:plain

桜も早く咲いている樹があります

 

…やれやれ、これで簿記2級の合格時期が遠ざかります(;'∀')

 

言い訳ですが、職場から指示があって、取得しようとしているわけではないので(完全に自発的な勉強なので)「この日までに合格しないと困る」というものではないのですよね。ここのところずっと、仕事や腰の治療で(とても)忙しかったし、メンタルも不調でしたし。どうしても仕事優先になってしまうので、あまりこだわらないようにしようと思います。お金は当初の予定よりかかってしまいますが、もうトシですし。

 

ただ、そういっているといつまでたっても合格できなくなる恐れがあるので、だらけすぎないようにします。「簿記2級に合格したら○○を始める」という楽しみを用意していますし。

 

さて、このコロナ禍はいつまで続くのでしょうね。関東外まで旅行にも行きたくなってきました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220327154552j:plain

春が来たのは嬉しい

 

それでは、また!

『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』村上 春樹 著 感想

年度末進行と簿記2級の学習と、腰の治療とでわたわたしております。

 

さて、村上 春樹さんの『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』を読んだのでその感想です。大体1日で読めちゃいました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220321204001p:plain

ブックオフでゲット

 

評価:★★★☆☆(5つ★満点))

 

 

実は、丁度「ローマに行きたああああああい」熱がぶり返して(※コロナ禍のこの状況は無視)、家のローマ関係書籍を漁っていました(←勉強しろ)。

 

それで、ここ数日、『遠い太鼓』を引っ張り出して、ローマが出てくるところをめくっては読みふけっていました(←勉強しろ)。この本、良いんですよね、イタリアやローマの魅力だけでなく、マイナス面もきっちり書いていて。当時はこの作家も海外では無名で、イタリアやギリシャ等ヨーロッパに長期滞在していたその暮らしぶりも羨ましいです(大変そうだけど)。

 

 

村上 春樹の著書は、小説よりも、エッセイや読者との質疑応答の本が好きな私。『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行』とかも、何度読み返したか分かりません。

 

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』の感想に戻りますが、一読しての印象は、「すっかり著名人となって、御大尽旅行されているな」というものでした。

今の村上 春樹は、世界中にファンがいる超有名人。本書では、アメリカの書店で買い物したら、気が付いた店員さんに沢山の本にサインを求められ、NYのジャズ・クラブでライブを聴いていたら出演者に「あなたの本を読んでいますよ」と声をかけられたり。交友のある作家仲間のポール・セロー氏(アメリカ人)のおすすめの(超一流)レストランに行って舌鼓をうったりしています。小説にトスカーナ産のあるワインを(好意的に)書いたことがきっかけで、醸造しているワイナリーに取材して、ご馳走になったりしちゃいます。

 

収録のエッセイの多くはJALのファーストクラスの機内誌に掲載のため書かれたものなので、それもあってブルジョワ臭がします(笑)

オレゴン州ポートランド郊外のNIKEの本社敷地内にあるジョギング・コースでジョギングをさせて貰う体験は、掲載誌からのオファーだったかもしれませんが、きっと「世界的な作家 村上 春樹」のネームバリューがあっての許可だったのではと推測します。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220322220752p:plain

春樹といえばジョギング

 

でも、それを非難しようとかそんなつもりはありません。自分の実力で勝ち取った現在だし、そうでなかった昔には二度と戻れないのだし。春樹は悪くはない、です。

 

ただ、過去の旅エッセイ集みたいに、読み返しはしないだろうなあと思いました。

 

「東京するめクラブ」の限定復活・熊本編もあったのですけどね。「東京するめクラブ」とは私の好きな編集者・写真家の都築 響一さん、スタイリストの吉本 由美さんと村上 春樹さんの3人で結成した、「旅ユニット」というべきもので、ちょっと妙な、変わったところへ行って楽しむゆるい活動をされていたのですが、その成果は『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』という本にまとめられています。

 

 

今回は、掲載がCREAだし、なんというか、オシャンティーな感じの記事で、あまり面白いと思えませんでした。文庫版では、熊本での写真は碌に掲載されていなかった(CREA掲載時にはもっとあった筈)のも減点対象です。海の上に建つ廃校となった小学校の建物とか、阿蘇で大量のトピアリー(常緑樹や低木を刈り込んで動物やキャラクターの形に作った造形物)を作るトウモロコシ屋さんとか、写真で見られないのが残念でした。

 

それでは、また!

 

令和3年分医療費控除とか、職場の胡蝶蘭とか

戦争反対ですが、ロシア料理作ったりしています。

 

さて、最近済ませた令和3年分医療費控除や、職場の話です。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220320194420p:plain

国税庁HPより

 

【目次】

 

e-taxで初の医療費控除

私は、毎年医療費支払いが10万円超えるので、ちまちま領収証集めて記録して、いつもは地元の税務署に医療費控除申請をしていました。色々分からないことあるとすぐ職員さんに聞けるから。

 

けど、コロナ禍ということもあり、この令和3年分の申請は、e-taxでやろう!と決めていました。昨年の申告時に、「いけそう」と思ったからでもあります。IDと暗証番号もしっかり控えておきましたよ。

 

しかし!ここのところのあまりの忙しさに、一度は申請自体放棄しようかと思いました。結局頑張ってしましたが。

 

今回の反省点を糧に、医療費の記録は、医療費控除申請に合わせたものにしないと大変だと分かりました。具体的には、システムに読みこんでもらうように所定のExcelのフォーマットを元に記録していくこと。特に「医療費の区分」のところは忘れずに。

 

手間をかけた割には、還付額は「え?これだけ?」という金額で毎回「もうやめようか」と思う作業なのですが…今回初めて、この医療費控除が、次年度の住民税減額につながると知り、やって良かったと思いました。今年も、腰の治療で結構支払いがあるので(›´ω`‹ )、こつこつと準備をしようかと思います。もうちょっとお金の知識を増やさねば…

 

職場の胡蝶蘭

官公庁や、民間企業で、「大きな変化」があると、立派な胡蝶蘭の鉢が並べられるかと思います。自分の職場でも、今そのような状態になっています。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220320200102j:plain

1鉢何万するのだろう

 

別室にもまだまだ鉢があるんですよ。

 

綺麗だな~(*´ω`*)なんてうっとりするのもつかの間、「この鉢、時期が過ぎたらどう”始末”するのだろう」という考えが頭をよぎりました。

 

やっぱり廃棄、でしょうか(´・ω・`;)

 

色々な今後の選択肢(専門業者に買取を依頼、分別して廃棄、フリーマーケットで欲しい人に引き取ってもらう、そのまま世話する…)があるのですが、今はともかく、場所をとってしまっているし、「廃棄が濃厚」と推測しております。

 

社内で希望者が持ち帰り…するには1鉢1鉢が大きすぎるし(私でもきついです)、うちの会社、買取や引き取りの手間をかけるようなことしなさそうだし…

当社はSDGsを標榜しておりますが、こういう風習自体SDGsの観点から言うとどうなのかな~?と末端従業員ならではの身の程知らずなことを思っています。勿論そんなこと職場では言いませんけど(権限外のことですしね)。こういうコラムを拝読すると、成程と思います。

 

でも、ここまで立派に育てられて、華やかに咲いてくれた後、(株がまだ生きているのに)廃棄されるかと思うと、胸が痛みます。先ほど、持ち帰りには大きすぎると書きましたが、花部分は切り花にして、下の鉢だけにしたら、1鉢くらいはいけるんじゃね?と思うとうずうずします。(それと別に!全部と言わないから、1鉢くらいオフィスに残して世話したい!来年また咲かせられるかも‼…ですが、観葉植物の世話も担当部署が違うのでこれは諦めます)

 

「(廃棄の予定なら)1鉢いただいてもよろしいでしょうか?」と担当部署に聞いてみようかな…?

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220320202949j:plain

立派に咲いています

 

鉢のラッピングも早く外してあげたい(蒸れて株が苦しいらしいから)と思いますが、時期的にそれは出来ない(苦笑)です…

 

それでは、また!

徒然日記(2022/3/12)

映画『テネット』は、物流関係者全員に進めたい映画ですが(監督の凄いコンテナ推しよ…!)、最近ふとしたことで再確認したら、冒頭のシーンは「キエフのオペラハウス」で始っていたことを思い出しました。嗚呼ウクライナ

 

さて、とりとめのないことばかりですが、最近の動向について綴ります。


f:id:aoumiwatatsumi:20220312172941j:plain

久~しぶりに鉢植えを日にあてました!

 

【目次】

 

春のガーデニングの準備

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220312173401j:plain

色々ごちゃごちゃなベランダです

 

ようよう春になり、越冬のため室内に置いていた鉢植えたちをすこしずつベランダに出したり(久しぶりの日光!)、4月の植え替えの準備を進めたりしています。

古い土をまとめて(これも一仕事。鉢底石なんてある場合、いちいち取り分ける)、回収業者へ引き取りして貰う段取りもしていました。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220312173524j:plain

45Lの黒ビニール袋2つ分の古土

 

ベランダ(もしくは屋内で)ガーデニングをしているとつきものなのが、古い土をどうするかという問題ですが、自分の地元の自治体は、基本土を廃棄できません。1回なら再生する処置をして再利用する、またはホームセンターに引き取ってもらう(引き換えにその分の新しい園芸用土を購入すること)等、色々選択肢がありますが、面倒なので、回収を請け負っている業者さんにお願いすることにしました。実際1度再利用した土も含むので、流石にそれはもう使えません。

 

45Lのビニール袋で2袋分、大体おいくらしますか?と確認したら、「査定しないと分かりませんが、大体6,000円~8,000円くらいですね!」と。う、うぐぅ…都内から来てもらう運送費人件費考えればそれくらいするよね(;^ω^)

 

一戸建てや畑でがっつりガーデニングされていたら、季節ごとに土づくりをされるのでしょうが、とてもそこまでやってはいられません。

 

寄り添ってくれるうた

 

TVアニメ『平家物語』に嵌まっています。全11回で終わってしまうなんて、短すぎる…‼

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220312175127p:plain

素晴らしい傑作

 

オープニングテーマ曲の『光るとき』(羊文学)も歌詞が”諸行無常”していて良い曲です。出勤時いつも聴いてきます。

 

www.youtube.com

 

以前もここに書きましたが、昨年、大きな喪失感を感じる出来事があり(※失恋にあらず)、それに関連して色々苦しい時期を過ごしたのですが、ようやく一区切りつけられそうです。しんどい時期、『光るとき』の歌詞の

 

いつか笑ってまた会おうよ
永遠なんてないとしたら
この最悪な時代もきっと続かないでしょう

(羊文学『光るとき』歌詞より引用)

 

を何度も脳内でリピートしていましたが、本当にそうです。良くも悪くも変わらないものなんてないのです。

 

この歌を、ウクライナの人々にも捧げたいです。はっきり言って、私の場合は凄く恵まれていて、ウクライナの現状と比べたら贅沢な話なのですが。

 

同様に、最近しんみり聴いていたのは、朝ドラの主題歌『アルデバラン』。

 

www.youtube.com

 

YouTubeのコメントで、「この歌をウクライナの人達へ捧げたい」というようなものがあって、本当にそうだと思いました。

 

年度末進行と資格の勉強

 

私だけではないでしょうが、今、仕事での年度末進行がヤバいです。毎日残業しています。それも、また腰を痛めた(›´ω`‹ )から、朝残業して、定時あがりで接骨院へ直行という日々を過ごしています。

 

f:id:aoumiwatatsumi:20220312182302j:plain

日商簿記2級むずかしい(涙)

 

資格の勉強(日商簿記2級)は、今年初めから続けていますが、私が理解力が遅いアホなせい&仕事の忙しさ&年のせいか疲れがとれないということもあり、進捗がヤバいです。なんとか6月の統一試験 には仕上げて受験はするつもりですが、もうその後のネット試験狙いになるのではないかと思っております。

 

かといって、あまりのんびり進めると、出題範囲が変わったりするので、できるだけ早い合格を目指したいです。簿記の勉強は好きか?と言われると「否」と答える自信はありますが(笑)、勉強していることを後悔もしておりません。

 

勉強って、良いものだと思います。

 

読んでくださる皆さんが内心つっこまれているように、そう、今の自分にはこのようなブログを書いている暇はないのですが、たま~には書きたいです(涙)気分転換!

 

今の私に必要な本

 

こんな時なのに、『9つの人生 現代インドの聖なるものを求めて (集英社新書)』なんて分厚い高い本(新書なのに、税込1,760円‼)を購入して読んでいます。少しずつ、ちびちびと。

 

 

元の本は、2009年に出版された、ノンフィクションなのですが(日本では今年初めに出版)、早くも自分の中では「今年一番」としたい位の素晴らしい本です。また後日、小出しでも良いから感想をここで上げたいですが、どうなるのか…

 

「第一章 尼僧の話」を読んだところで既に、「これは今の私には必要な本だ」と実感しました。だから、仕事と勉強の後、疲れた深夜に少しづつ読み進めています。

 

さて、夕飯の支度をしたら、また勉強を再開します。

 

それでは、また!