青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

2023年8月 石川県旅行④(金沢)

やっと秋らしく(というか結構寒く)なりましたね。

 

さて、8月の石川県旅行(能登・金沢)の振り返りの続きです。

金沢駅前、鼓門~

 

朝一のバスで、富来地頭町から、金沢へ向かいます。

 

浅野川

 

金沢は、子供の頃、来たことがあったようですが、思った以上の大都会っぷりに驚きました。外国人観光客も凄く多かったです…そして暑い!首都圏と変わらない!

 

外国人、多かったです…

 

地元の方に、昔はこうじゃなかった、北陸新幹線開通の影響です…と聞かされました。とはいえ、この街はコンパクトにまとまっているので、レンタサイクルで観光するのを推奨されています。でも、夏の金沢でサイクリングはやめましょう。死にます(笑)春か秋がいいな…


金沢の食。下の写真は、「フルーツむらはた 本店」(2日間通った)にて。

 

フルーツてんこ盛り。パフェもあります

 

夕食いただいた「あまつぼ 柿木畠本店」は美味しかったですが、ちと高かったです。

 

お酒は奥能登の白菊、だったかな

治部煮~

五郎島金時のコロッケ

ふぐのぬか漬け茶漬け~

 

…お高いというか、私が調子に乗って色々頼んだからかもしれません。

 

amatsubo-honten.owst.jp

 

兼六園は、流石加賀百万石の威容で、風格がありました。

 

徽軫灯籠(ことじとうろう)

芭蕉の句碑も~

 

兼六園は、三島由紀夫の小説『美しい星』や恩田陸『ユージニア』の舞台の一つでもあります。

 

 

兼六園」の名付け親は、松平定信公!定信自らが揮毫した額は、園内のいしかわ生活工芸ミュージアム館内で見られます。

 

松平定信揮毫の額

 

兼六園の中にある、日本建築・成巽閣の2階にある、”群青の間”は、『ユージニア』で読んでから、見たかった所です(これが今回の石川県旅行のきっかけでした)。

 

成巽閣入口

 

(成巽閣内部は、撮影禁止なので写真は無しです)

う~ん、”群青の間”は…実物見たら(私にとっては)あまり大したことない感じでした。恩田さんの筆力が凄かったのか…群青の間に隣接する、書見の間の方が、好きかもしれません。紫の壁…

 

金沢21世紀美術館は、凄い盛況でびっくりしました(現代美術の、それも地方の美術館にしてはありえないよ)。

 

美術館の野外展示

奈良美智さんの部屋

館内は、色々見どころありますよ

タレルの部屋(香川県直島にもあった)

 

来館客もアート鑑賞しに来たというより、完全に観光地、インスタ映えスポットとして楽しんでいるようです(勿論、楽しめれば、どう利用しようが自由)。

皆大好き、レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』はその最たるもので、『プール』の下への入場は超人気。

 

上から見た『スイミング・プール

 

私は14:00前に入館しましたが、入場の順番待ちが凄くて、「19:00台にまた来てちょ」と言われました。チケット予約は事前にした方が良い?

正直、めんどくさくなってやめようかと思いましたが、せっかくなので夜のプールを、というより「インスタ蠅に執着する人々」をウォッチングしてきました(ブーメラン(;´∀`))。

 

インスタ蠅な皆さん

 

金沢二日目は、まず評判が良い、石川県立図書館の建築を見学に。

 

石川県立図書館内部

建築も、内装も、展示方法も…新鮮で美しい

この大学の講義室みたいな部屋は何?

柳宗理のバタフライスツールが沢山

 

柳宗理は、金沢美術工芸大学の先生だったそうで。

 

これも石川県立図書館内部

兎に角素敵

読んだことがある本が~

 

展示方法も、小説を発刊された年代ごとにグループ分けしたりと、個性的で面白いものがありました。私が今まで見た中で、最も美しく魅了された図書館です。建物が新しいのもあって、うっとり館内を撮影しまくりました。

 

図書館内の女子トイレにて、こんなプレートが。トイレの壁も手作り感あるつくりです。

 

いちいち素敵です


石川県立図書館併設のカフェにてプリン。

 

この図書館で暮らしたい

 

上の写真では見えませんが、小上がり的な席もあって居心地よい内装です。

 

金沢駅そばへ移動してランチをとった後、公開されている武家屋敷跡 野村家を見学しました。ここ、庭園も、お部屋も展示品もハイレベル!素晴らしかったです。

 

武勲を立てて地位が高かった家らしいです

大きくないけれど、美しい庭

外国人観光客、イパーイ

 

展示されている刀剣、お道具、どれもいかにも高級品…

 

刀剣

香炉?

煙草盆

鶯を入れる箱(鳴き声を楽しむらしい)

 

金沢文芸館は、入口だけ。

 

五木寛之文庫!(*´Д`)ハァハァ

 

見学する時間はあったのですが、暑さにバテ気味で、旅の最終日の残り時間はカフェで過ごしていました。今度行くなら、室生犀星記念館も行きたいです。羽咋まで行くなら、折口信夫ゆかりの地へも…(未練)

 

…と、2023年8月の石川県旅行記を〆たいところですが、一ヶ所金沢で寄った”あるお店”について、次回おまけとしてそのうちアップする予定です。

 

兼六園そばで咲いていた花

 

この旅行のシリーズ記事は、↓以下

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

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