青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

『宝石 地球がうみだすキセキ』展 感想

何年か前、プーチンに贈られた秋田犬「ゆめ」は元気なんでしょうか?とても心配です。犬には罪はないんだから大切に扱ってほしい。

 

さて、有休をとって(やっと仕事が落ち着いてきた)上野の国立科学博物館で開催中の『宝石 地球がうみだすキセキ』展へ行ってきましたので、その感想を簡単に。

 

俺ホイホイな展覧会

 

来月、日商簿記2級の受験を控えているのに、何事だ!と思われるでしょうが、これは外せない展覧会ですよ。私はこういうラグジュアリーなものが大好き(自分には似合わないけど)なのです。それに、受験日前の6月19日が最終日だから、今のうちに行っておくのです!展覧会鑑賞の後、河岸を変えてお勉強もしました♪その記録は別の記事で…

 

土日祝は混雑しそうなので、平日朝一で予約して正解でした。

 

「科学博物館」なので、宝石が出来る様々な条件や、宇宙からの隕石に含まれる宝石(!)などの説明もありましたが、ほぼすっとばして、「現物」(原石や、カット・研磨後のもの、ジュエリーとして細工されたもの)をなめるように鑑賞しました。

 

原石も、どーんと大物が沢山置かれています。

アメジスト~凄い


ちらっと取り上げられていましたが、宝石の採掘場でスリランカの鉱山が映像で紹介されていました。サファイヤが主に産出されるとか。(ダイヤモンドの鉱山もアフリカとかだと聞きます。(先進国もあるでしょうが)、宝石はチョコレート(カカオ豆)みたいに、原石は第3世界で採掘されて、先進国(ベルギーとか)で加工される、という構図があるのかと思いました。宝石好きなのですが、そこがちょっとひっかかります…

 

こういう色合い、大好き

自然の生み出す造形

この色合いも好き

”ネギの石”もありました

絵画的な造形も

 

どう見ても人が身につけるには大きすぎる宝石(カット・研磨済)も出展されていました。資料的価値はあるのでしょうが、お値段的にはどうなんだろう。

 

握りこぶし2つ分くらいのサイズ

 

オパールも綺麗でした(うっとり)

 

オパール本当に素敵

七色系の石、好きです

宝石化したアンモナイト化石

 

凄く大きいアゲート(だった筈)の内側を使って掘られたカメオに感動。

 

モチーフはキリストの「山上の垂訓」

 

鉱物ではなく、生物由来の宝石の紹介もありました。(写真に写っていますが)象牙(現物も!ワ、ワシントン条約~)や日本のコーラル(珊瑚)、真珠や貝類等。後日本産出の宝石としては、水晶やメノウも紹介されていました。

 

後ろのカーブが象牙

 

ヨーロッパのいわゆるハイ・ジュエリーの世界を垣間見させてくれるヴァン クリーフ&アーペルのアクセサリー。

 

青緑系は好きな色です

きれ~い(語彙力)

身に付けても似合わないけど好き

 

ヴァン クリーフ&アーペルの大きなピンクの原石にはめ込まれた時計(豪華)。

 

こんなの普段使いできまへん

 

最後の第5室は撮影禁止なので、ここでは写真でご紹介できないのですが、古代からの印章や、近代ヨーロッパの豪華で精緻を極めた宝飾品の数々…素晴らしかったです。

ロシアやフランスの王族・貴族が使っていたティアラやらネックレスやらブレスレットやら。美しさにため息をつくと共に、「こりゃ革命が起こって当然だわ」とその富の収奪ぶりにまたため息。

 

この部屋を出て、最終展示で日本のデザイナーさんの作品(これは撮影可)も拝見できました。

 

モダンですな

 

とても素晴らしい鑑賞の時間でした。

この後、せっかくの平日休みなので、前から行きたかった清澄白河のおしゃれカフェへと移動(そして試験勉強)することになります。その話は後日。

 

博物館の敷地内のバラ

 

それでは、また!