ああ、『生誕100年 滝平二郎展』行きたかったなあ…(涙) 遠いので断念しました。
さて、「銀座メゾンエルメス」のフォーラムにて開催中の「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展 を鑑賞してきましたので、その感想です。
【目次】
「銀座メゾンエルメス」フォーラム
エルメスの銀座の旗艦店「銀座メゾンエルメス」ビルは、8階9階に「フォーラム」というアートギャラリーを併設しています。ここで開催されるアート展は中々レベルが高く、しかも入場無料。10階のシアターで映画を鑑賞(これも無料)したこともあります。おそらく、エルメス社の社会貢献活動として開催されているのではと思います。
私が「フォーラム」で展覧会を鑑賞するのはこれで3度目?で、1回目は華道家の中川幸夫さんの展覧会、2回目は中谷芙二子さんの「霧の彫刻」の展覧会でした。
なので、今回も期待して行ってみました。ブランドのエルメス自体には縁のない私ですが(デザインやウィンドウディスプレイは好き)、こういう時だけ「銀座メゾンエルメス」に足を運びます。
ジュリオ・ル・パルク とは
1928年アルゼンチン出身、1958年にフランスへ移住後、同地を拠点に制作を続けるアーティストだそうです。御年93歳。
ル・パルクの日本での初個展となる本展は、70年を超える継続的な制作活動の中でも、常に鮮明な印象をもたらす「色」を主題としてとりあげます。アーティストは、黒と白、そのグラデーションを出発点に、1959年より自ら構想した14色のみを用いた作品を展開してゆきます。
(エルメス社公式サイトより)
展示室へ
8階9階の「フォーラム」へ行くには、過去は1階の店舗内に一旦入ってから店内のエレベーターを使って上がっていましたが、今はソニービル側の脇にあるエレベーターを利用するように変わったようです。エレベーター前に消毒液もあるのですが、レザーのカバー(エルメス社製?)がかけてあって、写真に撮りたかったです…!
エレベーター内にもル・パルクさんの作品が展示されています。
で、展示の感想は…まあまあでした。
このような、レインボーカラーの作品は、日本でも靉 嘔さんがおられるし、そう目新しく感じませんでした。きっと発表時は観客を巻き込んだパブリックなアートのあり方とか、リアルタイムでの時代の熱気とかが今と違って見えたのかもしれません。
モノクロ作品の方が良かった
モノクロの作品も展示されていましたが、自分にはこちらの方が好みでした。
この4つのモノクログラデーション作品は、これだけでも見に来て良かったな…と思いました。
全体的に、無料で鑑賞できると考えれば充分良い展示だったと思います。
~11.30(火)まで開催です。
(ファサード展示は~10月中旬予定)
それでは、また!