おづまりこさんの節約コミックエッセイ『おひとりさま』シリーズの2巻目(KADOKAWA)の感想です。
評価:★★★★☆(5つ★満点))
節約生活のノウハウとして参考になったというよりは、ほっこりいやされる、日々の気持ちに共感する楽しい読み物、といった感じです。
【目次】
1巻を読んだ時の感想は、こちら。
支出の記録と分析
おづさんが凄いなと思ったのは、自炊もそうだけど、非常にマメなところです。支出の細かいところまでレコーディングして、それだけではなく、定期的に見直しをしているのですよね。アプリに記録したレシート類を、月毎にまとめて、年末まで保管されているのには驚きました。
そうして、毎月末にノートに書きだして振り返りの時を持たれるそうですが、これでご自分のお金の使い方のクセを考察されて、今後の支出の際に参考にされるそうです。これは向き不向きがあるかと思います。現実を直視するのは良いことだと思いますけど、元々こういうことが向いた方なんでしょうね。
自分も毎日の支出は、レシート領収証を取っておいて、Excelに記録しています。が、紙の証憑はせいぜい前月分の支払い分までで、それより過ぎたら廃棄しています。数年分支出の記録が溜まっているので、内容の分析や振り返りをしても良いかもしれませんが、正直そこまでしなくて良いかと思ってもいます。(日々のレコーディングで精一杯かも(;´Д`))
ゆっくりと引っ越しの構想を練る
ネタバレいたしますと、著者はこのシリーズ3巻でお引越しをすることになります。余裕のあるうちに引っ越しを視野に入れて調査や準備を進めていかれる姿勢に好感を持ちました。自分の中の"住"への希望や必要事項等書き出して整理して、現実にあてはまる物件を探していく。引っ越しは費用が馬鹿にならないですが、だいたいいくらかかるか予測して、早い段階でお金を貯金していって。
歯の定期健診
歯の定期健診を受けるのは、確かに経済的に良いことですが、おづさん…歯の定期健診が4ヶ月に一度って、余程歯をマメに丁寧に磨いておられるのでしょうか(驚)。自分も歯の定期健診を受けていますが、2,3ヶ月に一度ですよ(涙)とても真摯に対応してくれる、良い歯科医院さんなのですが、前先生に、「うちは毎月定期健診を推奨しています」とにこやかに言われた時はゾッとしました(笑)
実は本日も健診を受けてきましたが、「歯の表裏は良く磨けているけど、歯と歯の間が結構汚れが溜まっている」と言われてしまいました(´;ω;`) 毎日歯間ブラシとデンタルフロス使っているのに… 歯と歯の間に隙間がある所だと、両側の歯にしっかり当てて磨かないとあまり効果が無いのですって(結構難易度高い;)。
後、奥歯に入れた詰め物(保険適用内でやったものなので劣化する)が、昨年一つ取れたところのリカバリーがえらい掛かりました(´;ω;`)これは、今後もありそうで怖いです。
革製品のお手入れ
ここはちょっと引っかかりました。革製品のケア方法は、私も学び始めたところですが、①馬毛ブラシで毎日まめにブラッシングして柔らかい布で拭く ②2~3ヶ月に一度、リムーバーで汚れや古いクリームを落としてから、栄養クリームを塗る …が基本かと思っていました。
著者が描かれているように、クリームを塗り重ねていくだけでは、ちょっと違うのではないかな…と思いました。(自信が無いのですが)
書く事で自分の中のたなおろしをする
思っている事を書き出して整理する大切さ。自分もブログを始めて、思っている以上に書くの重要さを噛みしめています。ただ、著者がここで語っているのは、他人には見せない自分の中だけのたなおろしなんですよね。自分に向き合って日々の振り返りの時間を持つということが大事だと思います。
おづさん、本の最後にいつも「Special Thanks」と題して、お世話になっている人達を上げるのは良くあると思いますが、最後に愛読書『まんが道』(藤子不二雄A先生)の名前を記載してるところが何だか好きです。