青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

中国人は…

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寒い中咲く、寒牡丹。どれだけ手がかかっているのかと思います。

今少し関わりがある中国の方は、おそらく日本で生まれ育ったのか、日本語が上手で、(おそらく高学歴で)とても温厚です。私がこう思うのは、前職で同僚だった中国人達(大陸からの出稼ぎ組)は大部分えっらそうできつい人達だったからです(※そうでない人もいました)。

 

「中国人は…」と大中華の10億の人民を一括りにする「レッテル貼り」は大変危険な事です。が、自分が過去関わった範囲での中国人達は、皆その合理性の高さ、臨機応変さ、意思決定の速さ等に秀でた印象があります。そして(高い教育を受けた人達は別でしょうが)あの自己主張の強さ(笑)や振る舞い(※日本の感覚で見た時の)に腸煮えくり返る思いも沢山しましたが、彼らの「素直さ」から読み解くと納得出来ます。そうか、アレは「素直」なのか…(良くも悪くも)

 

 そして歴史的に、彼らが置かれていた境遇の過酷さを鑑みて見る必要があります。国家や環境が優しく無い上に、あれだけ大勢の中で揉まれていれば、タフな人間が生き残っていくのは当然と思います(自分は絶対に”淘汰”されます)。

 

以前会った中国語講師(日本人)の方が、「中国人には”凄く悪い人”と”凄く良い人”がいる」と言われていました。彼女によれば、日本人で中国に何らかの深いコミットをしている人達は、「一度は中国(人)が大嫌いになる」そうです(※あくまで個人の意見です)。

 

勿論それを乗り越えて中国(人)を好きになっていく訳ですが、例えば…

中国で”凄く悪い人”に当たり、だまされて身ぐるみはがされるとか酷い目にあう

→もう駄目だ、終わった…と絶望

→このタイミングで何故かス~ッと”凄く良い人”が出現、助けてくれる

…等々。この点は激しく同意、人間の振り幅がとにかく大きいのでしょうね。

 

その中国語講師の方は、中国本土でぶつかって揉めた中国の人を口論でやりこめて「ごめんね(´・ω・`)」と言わせてしまう程の方なんですが(罪悪感が沸いたそう)、そこまでいくのに、様々な苦労があったと思われます。