青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

2023年 GW 九州旅行③(門司港・小倉・八幡)

Amazon Prime会員を解約しました。忙しくてPrime Videoの利用も出来なかったので…また利用したかったら加入します。


さて、先のゴールデンウィークでの、九州旅行記事の3回目、完結編です。

 

宿の照明

 

旅行4日目

この日は予報通り朝から結構な雨の降り…長靴を用意してこなかったことを後悔することになります。

 

門司港 出光商会創業の地にて

 

これから2日間は、博物館美術館巡りに費やすことに決定。朝は門司港関門海峡ミュージアムへ行き、展示を鑑賞。私としては(物流業なので)物流の観点での展示を期待していましたが、歴史や生物についての展示など色々でした。海流が早くて潮流も変わりやすく船が大変だということ、門司港辺りは日本の近代化を支えた重要拠点であったけれど、今は過去の話である?ことなどがいくらか分かりました。

 

mojiko-retoro9.jp

 

また、門司港といえばバナナのたたき売り。バナナ関係の展示は充実していました。

 

ミュージアムで展示されていたバナナかるた。エロい

 

結構いい時間になってきたので、ランチで行きたかった小倉の中華料理店、瑛翔楼へ向かいます。ここ、結構郊外にあってアクセスが容易じゃない(西小倉駅から約1.6km)ので、行きは駅からタクシーで向かいました。でも凄く美味しそうで、行きたかったんですよ。

 

小倉の名店、瑛翔楼

 

開店してすぐに入店しましたが、後は「予約で一杯」だったようで、早く行って良かった…このお店、北九州市のフリーペーパー『雲のうえ』で紹介されていて、是非行きたかったんです。期待を裏切らず、何を食べても美味しい名店でした。紹興酒もぐびぐび行けます。

 

干豆腐とニンニクの芽の炒め物

大根もち~

 

ここで食べたかったのは、「難しくて皆作らない」という「玉子あめ」。玉子の薄焼きを大学芋の飴でコーティングしたような料理です。

 

玉子あめ

 

玉子の風味と飴がけがあって、こんなの、初めて!な味でした。…ただ、お店のマダムの心配されたように、一人ではこの量が多くて…最後は飽きてきました(;´∀`) でも、このためだけでもわざわざ来て良かった~!

お店を辞して、西小倉駅まで雨の中とぼとぼと徒歩で帰ります。ふう。

 

この後は、これも前述の『雲のうえ』で紹介されていたタカミヤ環境ミュージアム八幡東区)へ。スペースワールド駅が最寄り駅です。

 

大変良かった

 

こちらは、地味に良い博物館でした。タダですがこれだけ充実した展示だとは思いませんでした。SDGsという点でもタイムリーなスポットです。

産業の隆盛と環境汚染は表裏一体、日本の近代化を支えた産業地域だった北九州が、その負の歴史を逆手にとって環境問題への取組みを見せているのですが、洞海湾が一時期は「死の海」となっていたことなんて知りませんでした(今だって魚は食べられないでしょうが)。公害克服の経験とナレッジを元に、現在北九州市は、アジアを中心とした世界中の地域への環境国際協力を行っているとのことです。

 

ここ、子供さんの夏休みの自由研究とかで、活用できそうな施設です。

個人的に興奮したのは、最近興味を持って調べていた、セメント・コンクリート関係の展示物。おおこれがクリンカーか…とか(*´Д`)ハァハァ。

 

コンクリートブロック

ポルトランドセメントとか、各サンプル

クリンカー…

 

sekokan-next.worldcorp-jp.com

 

近隣の、北九州市いのちのたび博物館は外から見ても激込み。ゴールデンウィークで雨ですから、家族連れが急遽ここに集まったんだと思います。。

…ところで、北九州市の電車内でも、み●ず学苑のあの方の広告が(ここまで勢力を伸ばして!!)

 

絶好調っすね

 

一度門司港の宿に戻り、シャワーを浴びてから旦過市場の「旦過屋台寿し 満天」に行き夕食をいただきました。回らない寿司なんてめったに行きませんが。

 

あなご焼き

寿司~

 

早めに辞して、小倉の老舗バー「ビッグ ベン」へ行くことに。その前に偶然見つけた「バナナジュース専門店 877」で一杯。…しかし、何故寿司屋は野菜メニューがショボいのですかね。

 

冷たかったけど、美味でした

 

ビッグ ベン(BIG VEN)には開店と同時に入店。小倉では一番古い?オーセンティックバーです。大変素敵なお店でした。

 

バー入口

イチゴのカクテル(名前分からない)

ウイスキーサワー

 

おつまみに出てきたガーリックトーストが絶品。カクテルも良くて、特に2杯目のウイスキーサワーが凄く好みの味でした。強くて、酸味も効いていて…

 

このお店、メニューが無くて(門司港「舘」もそうだった)、カクテルの種類にうとい自分は戸惑ってしまいました。スマホで検索したカクテルは「作ったことない」と言われて、ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ…

後からググって、こういう場所は、「自分は普段こういうお酒を飲んでいる、こんなお味の酒が飲みたい」とオーダーしたら、それに合ったものを作ってくれるようです。お作法、知らんかった…(;'∀')

門司港の宿に帰り、就寝しました。

 

旅行5日目

旅行最終日。宿をチェックアウトし、昼過ぎに小倉駅から新幹線に乗るので、午前中は出光美術館(門司)へ。日比谷の出光美術館は好きな所ですが、こちらも(小規模ながら)大変良いハコでした。丁度唐三彩の展示(展示品はどうやら全て出光の所蔵品らしい…流石)

 

企画展は唐三彩

この壺が一番良かった

 

出光美術館(門司)が日比谷の方と違うのは、出光商会創業者の出光佐三氏についての史料室があること。大変面白く拝見しました…とはいえ、ここは出光の美術館ですからね、悪いようには紹介できないだろうしな…とも思いました。

 

出光創業の史料室

思わずチベスナ顔になる佐三氏の言葉

 

それにしても、館内に掲げられていた佐三氏の言葉「我、俯仰天地に愧じざる行動をもって終始一貫する」なんて、”天地に愧じる行動ばかりしてきた”私からすると「ふーん、凄いんですね(棒)」と”チベスナ顔”(古)になってしまいます。

 

この時の私の顔

 

さて、時間が押してきたので、バイバイ門司港~、と小倉駅へ。

お土産をバタバタと買い、駅のJR九州ステーションホテル小倉内にあるお店「八くら」で食事し(味は普通ですが、利便性とサービスからすると◎)、小倉発の新幹線に無事乗車。旅行の友にと持ってきた本を読みながら帰路に着きました。

 

面白い本です

 

2023年ゴールデンウィークでの、九州旅行記事はこれで終わりです。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!