2022年度末が終わりました…いやいやこれから〆の業務が待っています。そして、新年度始動のあれやこれやも。
さて、昨日都内の江戸川区総合文化センター(小ホール)にて開催されたコンサート、『神に捧ぐリズム 南インド伝統打楽器の妙技(東京都江戸川区)』を鑑賞してきたので、その記録です。
twitterにて、このコンサートについて知ったので申し込みました。むっちゃ忙しい年度末も、これを鑑賞することを目標に頑張りましたよ…
前売り券を購入していて良かった。当日券は少ししかなかったようです。
↓主催のスタッフ様のつぶやきより。
☆拡散大歓迎☆
— 竹原幸一/南インドの打楽器 (@take_morsing) 2023年2月19日
☆インドの超絶リズムを体感せよ☆
☆コンナッコール炸裂☆
詳細https://t.co/aANbTtToWN
2023年4月1日(土)@江戸川区総合文化センター
「神に捧ぐリズム 南インド伝統打楽器の妙技」インド人間国宝来日!コンサート&デモンストレーション#響け情熱のムリダンガム #RRR #インド pic.twitter.com/LKwF0kH6qM
前日まで必死こいて働いて、当日(4月1日(土))は昼過ぎ起きて準備…と言いたいところですが、食事の後昼寝してしまったので、目が覚めた夕方、慌てて出立しました。
せっかくだから、コンサート前の食事は南インド料理にしたい、と調べる時間もなかったので、会場最寄りのJR新小岩駅そばのインド・バングラデシュ系料理店『マサラキング』にてマトンビリヤニで腹ごしらえ。美味でした。
ちなみに、東京の江戸川区西葛西に在日インド人コミュニティがあり、今回のコンサートが江戸川区で開かれるのもその関係かと思います。また、小岩、新小岩界隈は、アジア系各国のコミュニティがあるようで、エスニックな飲食店が多いです。
会場となる、江戸川区総合文化センターは新小岩駅から徒歩15分、ということで、暗くなった町中を、歩いて向かいました。新小岩駅界隈は、あまり歩いたことがないのですが、古くから続いているような商店街(個人商店)が多いな…という印象で、面白く感じました。今度時間がある時にまた来たいです。
また、会場近辺は思っていたより緑が多い印象でした。江戸川区在住の友人のブログで「都心に近いのに随分緑地や川が多いな」と思っていたのですが、納得しました。
さて、そんなこんなで開場30分前位に会場に到着したのですが…結構並んでいてビビりました。当日は自由席(前売り券でも早く着いたもの勝ち)なので、こうなったのですが。
でも、開場して、席は前の方の列に座れました。
そして、肝心のコンサートですが…とても良かったです(。・ω・。)ノ♡
ヴィックジー、スワーミナータン、竹原さんの「神々に捧ぐリズム」公演のときにステージのバックに投影していた絵!素晴らしいステージに関わらせていただいて光栄で感無理でした!ビリビリ感動したーっ!!!!!!興奮してさめやらずこんな時間になってしまった。 pic.twitter.com/MBkon9Zoed
— 武田尋善 (@takedawala) 2023年4月1日
舞台のしつらえ、構成や進行もパーフェクト。
女性ダンサーの演舞もあるなんて知らなかったから感激。足に鈴を付けて踊るインド舞踊は、『ガラスの仮面』読者には、ぐっとくるものが…(笑)
私は、こういう世界は良く知らないのですが、前座の子供・若手達の演奏も微笑ましく、インドの口三味線(コンナッコール)とか凄いと思いました。
↓この動画の演者は女性ですが、参考に、こんな感じ…
インドにも口琴があるのか、とも新鮮な気持ちでした。
また、今回の司会 兼 通訳を務められたパロミタ 友美さんは、私が昨年読んで最も感銘を受けた本『9つの人生 現代インドの聖なるものを求めて (集英社新書)』の翻訳者でいらっしゃいます。生でお姿を拝見して感激。
真打ちの人間国宝の81歳のおじい様(T.H.ヴィック・ヴィナーヤクラームさん)とお孫さん?の演奏(S.スワーミナータンさん)は当然でしょうが、凄かったです。
人間国宝のおじい様がヨタヨタヨボヨボ~、と共演者様達に手を引かれて登壇されるのに、座っていざ演奏を始めると神がかっているという漫画みたいな展開。使う打楽器が焼き物なのも面白かったです。
4/1「神に捧ぐリズム 南インド伝統打楽器の妙技」公演の前売り券販売、新規のお申込みを本日24:00をもって締め切らせていただきます。
— 竹原幸一/南インドの打楽器 (@take_morsing) 2023年3月24日
当日券の有無は3/27以降告知いたします。たくさんのご予約有難うございました!! pic.twitter.com/jtHGvN02Dw
スワーミナータンさんのインドの口三味線(コンナッコール)やカンジーラ(フレームドラムの一種)で「近づき、遠ざかっていくヘリコプターの音マネ」も見事。
途中から、観客を巻き込んで演奏する進行も、とても良かったです。スワーミナータンさんが「ここからは、皆さんも協力して欲しいです」と観客皆に呼び掛けて、「このリズムでこう手拍子」とか、「自分が左手をあげたらこう声を出して」「右手を出したら皆さん手を叩いて」とかレクチャーしつつ、皆の手拍子や声を演奏に織り込んでいって。
実は、今回の公演を鑑賞していて、私が悩まされたのは一部の観客のスマホによる撮影でした。「映画やコンサートは当然スマホの電源を切る、撮影なんて言語道断」と思っていた自分には、びっくりでした。インド人観客が何人かやっていたのにも驚きましたが、日本人もやっていた人がいて、「こんなものかな」とも思いましたが、観客席が暗い時にスマホの光る画面は、舞台に集中できずストレスとなってしまいました。
日本がカリカリしすぎなのかもしれませんが、正直とても嫌でした。だから、スワーミナータンさんが「ハイ、みなさんご一緒に~」と手拍子や声を一緒にするように観客を促してくれたのはホッとすると同時に、嬉しく思いました。そうそう、スマホにかじりついているより、皆で一緒に演奏に参加する方が楽しいし、会場に一体感が生まれますし、ね。
そんなこんなで大盛況の内にコンサートは終了。大変素敵な時間となりました。
神技を披露した、81歳のT.H.ヴィック・ヴィナーヤクラームさんがまた、ヨタヨタヨボヨボ~と共演者に手を引かれて退場、スッと緞帳が下りてきて、宴は終わりとなりました。
いや良かったです。新年度の開始を飾る、良きコンサートでした。
それでは、また!