仕事が急に押し寄せてきて、ひーひー言っています。年度末までこのペースでいくのは…いや~(;^ω^)
さて、ASD(自閉症スペクトラム障害)あるある?な「感情表現に乏しいので落ち着いて見られる問題」についてです。
【目次】
ASDの人にも感情はある
ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性として、「無表情」ということが良く言われます。相手に伝わる感情表現が上手くいかないのです。
これは、私も当てはまるようです。
子供の頃は、男子に「無表情」ってからかわれたことあったなあ…(結構ショックだった(´・ω・`))
ASDの人は、感情より理詰め優先であるなど、独特のコミュニケーションをとり、非言語面でのやりとりが大変苦手だったりします。自分の場合は、目くばせしたり頷きあうとか、くすくす笑いあうとか、意味のないやりとり(いわゆる“雑談”ですね。やりとりをすることそれ自体が目的の)とか…考えただけで死ねます。無理。
仕事での業務連絡や、趣味の仲間との会話は出来るのですけどね。精神科の先生にそう言ったら、「あなたはそういう“情報のやり取り”だから出来るんです。一方、感覚的なコミュニケーションではあなたは困難を感じるんです」と言われました。なるほど~
でも、ASDの人は、感情が無い訳ではないんです。独特かもしれませんが、確かに感情はあって、ただ表に上手く出せないだけなんです。
そんな特性もあり、ASDの人はロボットのような印象を周囲に与えることもあるようです。
私も昔「ロボットみたい」と言われたことがあります…
落ち着いてねえよ
そのせいか、子供の頃から「落ち着いている」と言われることが多かったです。
仕事と家庭の両立でいっぱいいっぱいだった母から「〇〇〇(本名)は落ち着いているから助かるわ」と言われ、内心ストレス溜めまくりでした。こっちは自閉症で、周囲と上手くやれずに常に苦しい日々を送っていたので(当時は“健常者”として生きていたからケアも全く受けられなかった)、そんなことを言う母に憎悪を募らせていました。
後年、この憎悪は溜まりに溜まって噴出するわけですが、話題がずれるのでこの話はここまで。
命に係わる系の病気になった時もそう言われました。取り乱さず、入院や通院を淡々とこなしていく(ように見える)様子を見た周囲の人達からも「落ち着いている」と言われましたが、それなりに不安はありました。
そんな自分は「感情表現に乏しい」から周囲から「落ち着いている」と見なされるだけだといい年になってようやく気づきました(怒)。
そして、感情表現が上手くできない故に、辛い時、ストレスを溜めた時も、周囲に理解されず、「大丈夫だ」と思われて…自分がどれだけ損をしていたか思い起こして独りで怒り狂っていました。
伝える努力はしていきたい
ただ、そうは言っても、自分から「感情が動いている」という“情報”を周囲の人に渡すよう意識して努める努力はしていきたいです。
今までいくら言っても自分が辛く感じていることが通じなくて相手を恨んだりしましたが、自分のゼスチュアでは伝わりにくいのだ、とようやく分かりました。
健常者の感情表現の豊かな様(いわゆるノンバーバルコミュニケーションですね)には、いまだに見ていてびっくりしますが、せめて言葉では、「感情が動いている」という“情報”を発信できたらいいな、と思います。
それでは、また!