青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

『ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?』(ポーラ美術館)展 感想

年の初めに、私が大変お世話になった方の訃報に接しました。悲しいというより、「有難うございました」という感謝の気持ちで一杯です。

 

さて、箱根のポーラ美術館にて開催中の『ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?』展を鑑賞してきたので、その感想となります。

 

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箱根まではるばる観に行きました

 

www.polamuseum.or.jp

 

前回のブログ記事にあるように、小田原の「江之浦測候所」にて杉本博司の世界を堪能した後、公共交通機関でポーラ美術館へ移動しました(車運転しないので、結構大変でした…)。

 

aoumiwatatsumi.hatenablog.com

 

15:00頃、やっとポーラ美術館へ到着です。この美術館では、常設展をはじめ、他にも企画展を開催していましたが、時間が限られているので結局『ロニ・ホーン』展だけ鑑賞することに。こちらの展示は写真撮影可とのことで、助かりました。

 

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丸いオブジェはガラスです

 

ちょっとがっかりしたのは、上の写真にあるガラスの作品が、WEBで見た時は水色で、それを目当てに来たのに「あれは他の美術館での展示の時の作品です(´・ω・`)」と言われたことです。そんな~(´・ω・`)……

 

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まあこれも良きかな

 

ロニ・ホーンはアメリカの現代美術を代表する作家で、今回の展示は日本での初の個展だそうです。展示は彼女の重要なモチーフである”水”、そして強く惹かれているアイスランドを扱った作品が中心でした。ドローイング、コラージュ、オブジェにインスタレーション、そして写真と内容は多岐に渡ります。

 

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この作品なんてとてもうつくしい

 

上の写真と同じ展示室では、エミリー・ディキンソンの詩を扱ったインスタレーションもありました。

 

 

アイスランドで撮られた写真作品も。

 

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”水”に浸かる女性の連作

 

全体的に「孤独」を扱った作品群という印象を受けました。

 

1点、美術館野外の遊歩道上に設置された『鳥葬(Cairngorms, Scotland)』という作品、これも良かったです。これを見るため、結構歩きましたよ…

 

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ガラス作品です

 

冬枯れの箱根の景色に大変マッチした展示でした。

~3月30日(水)まで開催。

 

ポーラ美術館、行けて良かったけど、硫黄臭漂う箱根まで行ったのに温泉に全く浸からなかったのはアホだな~と思います(1泊旅行にすれば良かった)。

 

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これは青野セクウォイア氏の作品

 

それでは、また!