梅雨ですねえ。
本日は雨の中、銀座の「アートギャラリー石」さんにて開催中の『ゴンド・アート インドの民族画 刊行記念原画展』へ行ってきたので、以下感想です。
【目次】
今回の展覧会について
今回、日本にインド先住民民族画の一ジャンルである、ゴンド・アートを紹介されている"TOUCH THE GOND"さんが、その作品集『ゴンド・アート インドの民族画』(河出書房新社)を刊行されたのを記念して、都内の以下2か所でゴンド・アートの展覧会を開催中とのことです。
●銀座奥野ビル アート・ギャラリー石
会期:7月2日(金)〜 7月8日(木) 12:00〜18:00(最終日は17:00まで)
住所:東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル206号
アクセス:東京メトロ有楽町線『銀座一丁目』駅10番出口徒歩1分、東京メトロ銀座線『銀座』駅A13出口徒歩5分、『京橋』駅2番出口徒歩4分
●ジュンク堂池袋本店 9Fギャラリー
7月2日(金)〜 8月1日(日) 10:00〜22:00
東京都豊島区南池袋2-15-5
アクセス:JR池袋駅/東武東上線池袋駅 東口より徒歩約5分、東京メトロ有楽町線/副都心線/丸ノ内線池袋駅 39番出口より徒歩約5分、西武池袋線池袋駅 西武南口より徒歩約2分
ゴンド絵画とは
ゴンド・アートは、インド中央部のマディア・プラデーシュ州近郊に住むパルダーン・ゴンドという先住民族が描く絵です。
パルダーン・ゴンドは、かつて、バーナーという弦楽器を弾き、歌うことを通して自然に中に宿る神々を降臨させることを生業としていました。また民族に伝わる神話や民話・習俗にも詳しく若い世代に文化を伝承する村の語り部でもありました。ゴンド・アートの原点は、こうした役割を担う彼らが日常的に家の壁や土間に作っていたレリーフや装飾にあります。
ゴンド・アートは、民族に伝わる神話や寓話、森に住む動植物を描いたモチーフと、それぞれのモチーフの中に敷き詰められる繊細なパターン模様が主な特徴です。人や動物たちが1枚の絵の中に共生する構図、ユニークな生きものたち、色彩のコンビネーションの多様さ、パターン模様の美しさなど魅力は数多く挙げられます。
民族画でありながらポップでモダンなテイストを持つゴンド・アートは、近年世界中の美術館で紹介されてきました。日本ではインドの出版社タラブックス社によるシルクスクリーン印刷の手作りの絵本「夜の木」や「世界のはじまり」などでゴンド・アートを知る方も増えてきているようです。
(以上"TOUCH THE GOND"HPより引用)
今年2月に、たばこと塩の博物館にて開催の、インドの先住民によるフォークアートの展覧会に行きましたが、ここでもゴンド・アートが数点出展されていました。
展覧会に行ってみての感想
"TOUCH THE GOND"とその活動については、以前から興味がありましたが、今回初めてその展示を拝見することになりました。
銀座展の会場、アートギャラリー石は1丁目の奥野ビルの2階にあります。
奥野ビルは、古いレトロなビルですが、最近は、色々なギャラリーやショップがテナントとして入っていて、中々魅力的なスポットです。
アートギャラリー石 の会場も、小さい一部屋でしたが、壁面だけではなく、ファイルに収められた作品も鑑賞でき、中々充実した印象でした。
ちなみに会場内撮影OKです。「どんどん拡散して欲しい」とのことでした。
肝心の価格ですが、(1点につき)10万円は用意されていると良いかと思います(;^ω^)
でも、そう手が届かない価格ではないかと思います(※"投資"で購入される方向けに書いていません)。部屋に飾って楽しむ分には、身近でいいなあ…と思いました。
え、私ですか? 別世界ですねえ (;´Д`)
10枚セット2,000円のポストカードでも購入するのに迷いましたから(結局購入した)。
実は、本日は別の展覧会もはしごしたのですが、その分は後日別記事としてアップいたします。
それでは、また!