この漫画はいつもネットカフェで読んでいましたが、コロナが怖いので今回は購入しました。やれやれ。そういえば、ドラマが始まったようですね。
…そして相変わらず性的な高柳先生(笑)
以下、各話感想です。
「#21 かわいいは正義」
花琳が下品。この話で思い出したのは、元から美人な上にファッションやお洒落に手を抜かない女子力高いブログ主さんにお会いしたら、素顔は「●ね」を連発する腐れビッチでドン引きした時の事。私に向けて「死●」と言っていたんじゃないですが、それでも、とても嫌でした。見た目を気にする癖に、「自分がどう見られるか」に全く無頓着で呆れた覚えがあります。「ことば」や「態度」って大事ですよ。
「#22 労働のあと」
「"現代人には「余暇」が増えすぎた"」
↑似たような言葉を聞いた事があります。昔お世話になったカウンセラーさんに「今心の悩みを訴える人が増えたのは、昔より"時間"が増えすぎたからです」と。昔は家事一つとっても、洗濯とか大変な労力と時間でしたしね。余計なことを考える時間が出来てしまったということで。
「#23 #24 姫と泥棒」
私は「みんなやってるよ」「みんないってるよ」という物言いが大嫌いです。みゆりや桜花が陥っている"だらしない悪"には気持ちが滅入りました。こんな危ういところにいる子らをほっとけない、教師って大変な仕事です。
思い出すのは作家の宮部みゆきさんが山本周五郎『五辧の椿』を評していたこの文。
おしのの母親や、彼女にたかってきた男たちのような人間は、いつどんな時代にも存在します。知恵のある悪ではなく、怠惰と痴愚と貪欲からわいて出る悪には、手の施しようがありません。そういう〈悪〉を相手に、正しいのはこちらだ、いつか思い知らせてやろう、頭を下げさせ、わたしが悪うございましたと反省させてやろうと思ったところで、空しいばかりか毒にあたるだけなのです。
桜花については「これで落着」ではなく、まだ引っ張りそう。
「#25 好きなもの」
春山君、ええ子や…
「…人間は 常に "自分が耐えられるギリギリの試練"が あった方が 精神的にはいい」
このくだり、ストレスについての以下の文を思い出しました!参考になります。
スタンフォード大学の心理学者、ケリー・マクゴニガル教授は、ストレスはモチベーションと活力を与え、集中力を高め、個人の成長を触発すると主張する。そして、ストレスを正面から受けとめようとする人に比べて、ストレスを避けようとする人々は、不安や気分の落ち込みを感じやすく、鬱になる傾向が高く、ストレスを避けることで、連帯感や帰属意識といった社会的幸福が低下し、「人生の意義」が失われてしまう危険性が高いと警告している
後、「何で自分だけがこんな目に」というより「こんな思いをしているのは自分だけではない」(独りじゃない)と考える方がストレスフルな状況にも対処しやすいようです。
ところで先週末出た、『凪のお暇』8巻も読みましたが、自分は駄目でした…6巻までは生き生きして本当に面白かったのに。が、コナリ先生にはまだまだ期待しておりますので、読み続けるつもりです。