青海のブログ

本や映画、展覧会の記録と感想等。時々、発達障害について。

読書

『古代ギリシャのリアル』藤村 シシン 著 感想

ゴールデンウイークは、読書と、掃除に費やしています。(しょぼい)ベランダガーデニングも夏に向けて準備をちょこちょこ。 さて、藤村シシンさんの著作『古代ギリシャのリアル』の感想です。 表紙イラストは著者作画。凄い ※注:盛大にネタバレしています…

『一度きりの大泉の話』萩尾 望都 著 感想

先月は、7記事しか更新していませんのに、途切れずご訪問いただいていたようで、本当に有難うございます。今月以降も無理せずゆるゆるとやって行こうと思いますので、よろしくお願いいたします。 さて、萩尾 望都先生が約50年前、漫画家・竹宮惠子先生達と…

『コンビニ人間』村田沙耶香 著 感想

今更ながら、村田沙耶香さんの小説『コンビニ人間』の感想です。読書会の課題本だったため読みました。 さくさく読めました ※注:盛大にネタバレしています評価:★★★★★(5つ★満点)) コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 発売日: 2018/09/04 メディア…

『砂の女』安部 公房 著 感想

地元は本日晴れていますが、とても風が強いです。 カバー装画は妻の安部真知。この夫婦のその後を思うと何とも言えない気に… さて、安部 公房の代表作である小説、『砂の女』の感想です。 読書会の課題本だったため、図書館で借りて読みました。 砂の女 (新…

『舞姫・うたかたの記―他3篇』(岩波文庫)森 鷗外 著 感想

連日の疲れが出たのか、いまいち力が入らないので(コロナと呼ばないでね)、明日は在宅勤務にしようかな?と思いつつ近所を花見散歩していました。 疲れたけれど、とても綺麗でした… さて、森 鷗外の初期の短編集、『舞姫・うたかたの記―他3篇』(岩波文庫…

『キツネと星』コラリー・ビックフォード・スミス 著 感想(ネタバレあり)

今月に入ってから、気が狂う程忙しい日々を送っています。こうやって、皆ブログを更新しなくなっていくのかな…?(;´Д`) さてさて!イギリスの見事な装丁の絵本『キツネと星』の感想です。 ため息が漏れる位美しい装丁… amazonがおすすめしていて装丁に惹か…

『羆嵐』吉村 昭 著 感想(ネタバレあり)

さて、吉村 昭 著『羆嵐』を読んだ感想です。 みんなだまされちゃダメだ!! ※注:盛大にネタバレしています 羆嵐(新潮文庫) 作者:吉村昭 発売日: 2013/03/01 メディア: Kindle版 評価:★★★★★(5つ★満点)) 【目次】 概要 あらすじ 感想 淡々と描かれる恐怖…

ヒグマの恐ろしさ(『羆嵐』を読んで)

読書会の課題本のため、吉村 昭氏の小説『羆嵐』を図書館にて借りて読了しました。日本史上最悪の獣害事件と言われる「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」をモデルにした小説です。 小説の感想は後日また記事にするとして、 ここでは熊、特に北海道に…

『深川安楽亭』山本周五郎 著 感想(ネタバレあり)

皆さん、昨夜の地震は大丈夫でしたか?あと約1ヶ月で東日本大震災から10年目だというのに… ところで、山本周五郎の小説『深川安楽亭』の感想です。 ※注:盛大にネタバレしています 深川安楽亭 (新潮文庫) 作者:周五郎, 山本 発売日: 1973/12/04 メディア: …

『ババヤガの夜』王谷 晶 著 感想(ネタバレなし)

※ネタバレなしの感想です。 ババヤガの夜 作者:王谷晶 発売日: 2020/10/22 メディア: Kindle版 評価:★★★☆☆(5つ★満点) 装画はなんと寺田 克也氏で(カバー下も充実!)、かっこいいですよ! あらすじ 主人公は身長170cm以上、70kgを超える「趣味が暴力」で…

エリック・ホッファー、バイデン大統領就任にマイケル・サンデル

読んだ本『魂の錬金術 エリック・ホッファー全アフォリズム集』の感想等。 魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集 作者:エリック ホッファー 発売日: 2003/02/01 メディア: 単行本 『魂の錬金術』はホッファーのアフォリズム集『情熱的な精神状態…

文芸同人誌『彩宴』&『別冊彩宴』通販のお知らせ

おかしいな、はてなスター(★)をくださった方のブログへ行くと、「★+」というボタンが非表示で押せません。…という訳で、こちらから記事に★を出せない方がおられます。済みません… 文芸同人誌の宣伝 さて、『彩ふ読書会』公式サイトでの通販が開始されたの…

【レポート】1/23(土)第21回オンライン哲学カフェ(彩ふ読書会)

昨日はオンラインにて「彩ふ読書会」のオンライン哲学カフェに参加しておりました。 彩ふ読書会とは? 彩ふ読書会の哲学カフェとは? 1/23(土)第21回オンライン哲学カフェについて エリック・ホッファー著『魂の錬金術』を紹介 その他出た話題 『天気の子…

『そうか、もう君はいないのか』城山三郎 著 感想

そうか、もう君はいないのか (新潮文庫) 作者:三郎, 城山 発売日: 2010/07/28 メディア: 文庫 読書会の課題本なので読みました。 経済小説で知られた、城山三郎氏(1927-2007)の著作を読むのは、これが初めてです。作家の死後、先だった容子夫人(2000年没…

『一流の頭脳(アンダース・ハンセン著)』感想

緊急事態宣言、どうなるでしょうかね。 で、以下は1年くらい前に書いて某所に載せようかと思った本の感想文です。 一流の頭脳 作者:アンダース・ハンセン 発売日: 2018/03/09 メディア: Kindle版 皆さん、運動はされていますか? 今回ご紹介する書籍『一流…